前回までに2つ、電子タバコ iStock Pico について記事を書きました。
「購入のすすめ」では紙タバコから乗り換える前提で、他の電子タバコと比較してiStick Picoがどのような利点のあるものなのかについて個人的な意見を紹介しています。
「機材購入編」では実際の本体や付属品、リキッドを自作する場合に必要になる器材について紹介しました。
今回は実際にニコチンリキッドを含めたリキッドを購入する方法について紹介しようと思います。
※ニコチンリキッドは劇薬です。取り扱いには十分に注意の上、自己責任で購入や取り扱いを行ってください。
まず、自作リキッドの場合、とっつきにくいのは用語なんだと理解しています。サイトによってはわかっていることを前提に「ニコリキ」「ノンニコ」などと略していることが多く、いちいち覚えるのがめんどくさくなってしまいます。
だいたい英語をカタカナ英語に変換して短縮するのは私自身が単純に嫌いなため、まずは用語をできるだけわかりやすくまとめてみたいと思います。
※ニコチンリキッド
ニコチンが入っているリキッドです。販売されているのは100%の物ではなく、ある程度薄められているものです。これをさらに薄めて自分に合ったニコチン量に決めていきます。入っているのはニコチンだけである程度の刺激性はあるものの味とか香りとか言ったものは入っていないです。
※香料
香料は香りがついたリキッドです。全体量の大体10%から20%ぐらい入れてリキッドの味を決めます。
※ベースリキッド
上述した香料やニコチンリキッドは単体で吸うと大変なことになってしまいます。これらを薄めるため、ベースリキッドというものを使います。
このベースリキッドを構成する原料として、VGとPGと呼ばれるものがあります。
※VG(Vegetable glycerin:ベジタブルグリセリン)
植物由来のグリセリンらしいです。かなり粘度が高く、単体では若干の甘味を感じるものになります。
※PG(Propylene glycol:プロピレングリコール)
保湿性を持った溶液などに使われる液体です。食品添加物などに含まれることがあります。VGと比べると粘度が低く水のような液体で、猫には良くないと言われています。
色々と書かれているケースが多く、私のブログみたいに文字ばかりのものになると余計わかりづらいかもしれません。例えて言ってみればカルピスの原液でチューハイを作るのに似ています。
カルピスは最近原液で売っているのを見かけませんが、煙草を常飲する程度の歳の方ならわかっていただけるのではないかと思います。カルピスの原液をそのまま飲むと甘ったるくて異様にのどが渇きます。なので水で薄めて飲むわけです。
ちなみにカルピスの原液はこちら
ここで言う水がベースリキッド、そしてカルピスの原液が香料だと考えていただければわかりやすいと思います。原液のままだと飲めないため、水に代わる薄めるものがベースリキッドと思っていただければわかりやすいかと・・・
さて、カルピスはカルピスで美味しいものですが、やはり大人となるとアルコールを足して楽しみたいところではあります。なので、ウイスキーやウォッカなどを入れて大人が楽しめる感じに仕上げます。これがニコチンリキッドだと思ってください。
ウイスキーを単体で飲むのはそれはそれで癖になりますが、普通の人はがぶ飲みできるほど酒が強くありません。ニコチンリキッドは劇薬なので、それこそ薄めないとへたすると本当に死んでしまいます。
嗜める程度ちょっぴり入れるとほんのり甘いカルピスチューハイの出来上がりと言う形になります。大体こんな感じで電子タバコのリキッドを自作していくことになります。
まず敷居が高いところのVGとPGは、ベースリキッドのことだと簡単に覚えてもらえればと思います。慣れてくれば単に配合率を変えるだけのものです。
さて、今度は実際の購入です。
ニコチンリキッドの購入は「HiLiQ」というショップをお勧めしています。他のショップは試していないのですが、どうやらここが現行では一番安いショップなんだと理解しています。
まずニコチンリキッドですが、購入する場合は「100mg/ml」というもの一択にしています。この点については色々あると思いますが、個人輸入する場合、「ニコチンが含まれるリキッドの輸入上限120ml」となるため、濃度が高ければ高いほど一回に輸入できるニコチンの量が多くなるためです。
ここではニコチンベース液のリンクを貼っておきます。
商品リンク:ベース液120ml
ニコチンの強さ、ベース液(ベースリキッド)の配合率を決めます。ここでは下の図のように
ニコチンの強さ: 100mg/ml
ベース液: VG70% & PG30% (VG50% & PG50%でもOK)
を選んでください。
ベースリキッドの配合率は好みによるので無難なのは50%とかですが、実際に使うニコチンリキッドは全体の1.2%とかその程度になるため、後々違う配合率が好みだとわかったとしても何とかごまかせるレベルです。
ちなみに私は家で猫を飼っているので、有害と言われるPGを少しでも減らそうとVG70%にしています。この辺は自作するため、ベースリキッドも自分で配合することを考えると後で何とかなります(割り合いなので完璧とまではいきませんが・・・)。
ちなみに上のリンクにたどり着く方法は、左上の商品カテゴリから「DIY ⇒ ニコチンベース液」となります。
後はカートに入れて決済、ですが、せっかく輸送量がかかるので輸送量の中で賄えるぐらいは色々詰めたいところです。ここからはお勧めの商品ですが好みによるので自分で色々楽しんで購入してください。
先ほどの「商品カテゴリ」から「リキッド ⇒ リキッドセット」と進むとリキッドのセットが購入できます。
商品リンクはこちら:リキッドセット
周りに吸っている人がいなくてどんなものが良いのかわからない人は、「HiLiQ JP TOP10リキッドセット」なんかがいいかもしれません。こちらのセット商品はあらかじめベースリキッドと香料で作られていてすぐに吸えるようにできているので、割と手軽に吸えると思います。
清涼飲料やフルーツ、タバコ味からベーシックなメンソール、カスタードみたいなお菓子系までそろいます。実際に吸ってみないとわからないので、色々楽しんで見てもらえればと思います。
このページは何故か選択肢が英語になっているのですが、以下のように選べば問題ないかと思います。
E-Liquid Base: 50%VG & 50%PG (若しくは自分の好みのVG・PG配合率)
Select Size/Nicotine: 10ML/0MG(※右側のMGの数値はニコチン量なのでゼロにしてください。ニコチンリキッドを別で買っている場合、ここでニコチン入りを頼むと輸入規制に引っかかります。くれぐれもご注意を。)
ちなみに私はフルーツ系のものを買って、今はグレープが常飲リキッドになっています。冷静に考えてみるとタバコの味が好きということでもなかったというのが正直なところでした。
個人的にフルーツ系の味が好きだったので上のセットを「HiLiQ フルーツ系リキッドセット」で買いましたが、最終的にグレープを常飲リキッドにすることにしました。
理由としては味がしっかりしている割にのどに刺激が比較的少ないため、吸い続けるのが楽だったからです。
おそらく個人の好みなどもあるので、小さな容量のセットで色々と試してみるのがいいと思います。そして一旦自分の好みのリキッドが決まったら、そのリキッドを香料で買うことになると思います。
商品カテゴリ ⇒ DIY ⇒ 香料原液 からこちらのページに進むと、容量を選ぶ画面になります。一回の購入で送料が一番重たいので、ある程度の容量を買いたいところですが、香料自体は全体の10%から20%ですので、250MLを買うとかなりの期間もちます。私は買ったことがないですが、100MLでも結構な期間使えると思います。
容量を決めて次のページ(ここでは250MLのページで説明します)に行くと、ここも何故か英語になっていますが「Select Flavors」の部分でフレーバー(香り)を決めてカートに入れます。かなりの数あるので探すのが大変ですが、ちゃんと日本語も入っているので大丈夫だと思います。
送料はシッピングのページで確認できます。2018年2月9日現在、日本専門便が0.5kgで11.6ドルとなっています。さらに0.5kg追加で3.84ドルです。
一回の購入に送料が結構かかるので、無駄にしないために他のものを買うとしたらベース液もお勧めです。この記事を書いている時点でも、330ml換算で200円以上安いので、どちらにしろニコチンリキッドなどを買うのであればお得なんじゃないでしょうか。
商品カテゴリ ⇒ DIY ⇒ PG/VGベース液 で移動するとベース液のページに行けます。自作するのであればPGとVGを別々に買った方が良いと思います。メンソール液などを作ることがありますが、メンソールクリスタルと呼ばれるメンソールの結晶を溶かせるのがPG液だけだからです。
VGベース液のページで説明しますが、「Capacity」で容量を選びます(ここも何故か英語です)。
わたしはまだここで買ったことはありませんが(送料の関係で国内で購入することが多いため)他の商品でも問題があったことはないので、機会があればこちらから買うことになると思います。
ここまでである程度「HiLiQ」で購入する最低限のものの説明が終わりました。ただし、送料の関係でベース液やメンソール関連の品を買う必要がある場合はアマゾンのサイトでも購入可能です。色々な商品がありますが、私が購入したことがあるものだけ紹介したいと思います。
まずはベース液でPG
と、VG
それから上でも書きましたが、メンソール液も自作した方が安いです。これがPG液やVG液を別々に購入することをお勧めしている理由ですが、一回作ると結構持つので以降はあらかじめ混合されているものを買うのも自作が楽になるので良いと思います。
メンソール液はメンソールクリスタル(結晶)を購入してPGで溶かすことで自作します。メンソールクリスタルがこちらになります。
これで大体必要なものすべてになります。他に甘味料なども使うかもしれませんが、フルーツ系を常飲する場合は必要ないみたいです。おそらくタバコ系の味などもそうだと思います。カスタードやお菓子系のリキッドにしたい場合は私は作ったことがないので他のサイトを確認していただければと思います。
今回の記事ではカートに入れるところまでしか説明していませんが、PayPalなどの設定については別の機会があると思いますので別途記事にしたいと思います。もし質問などがある場合は随時日本語ができる方がチャットで説明してくれると思いますので、気軽に問い合わせてみるといいと思います。とても気さくに色々教えてもらえます。
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