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2016年10月29日土曜日

「L」と「R」の組み合わせの発音: 無料でできる英語勉強法 発音編パート3

<それぞれのパターンのRとLの組み合わせの発音>

私がかつて居候していた家は住宅街のど真ん中で、家の近くでタバコを売っている場所へはリスが我が物顔で走り回っている綺麗な芝の丘を通り抜ける必要がありました。
あ、いえ、ここは記事とは全く関係ないのですがw

で、そのガソリンスタンド併設のショップに行って、タバコを注文するのですが当然のごとく棚から客が取るような形にはなっていません。
店員さんに「どれが欲しいか」を伝えなくてはならないのです・・・

私はアメリカに行く前は、マイルドセブンのエクストラライトを吸っていたのですが、アメリカでは普通には売っていなかったため(当然と言えば当然ですが。ただしちょっと高めになりますが行くところに行けばあります。今はひょっとすると手に入りやすいかも知れません。)それに近いタバコを買っていました。

それが・・・「Marlboro Ultra Lights」です。

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ええ、なんでこんな「R」と「L」が入り混じったネーミングするかな・・・ と思ってはみても、ここであきらめられないのがヘヴィスモーカーの悲しい性です。

で、大体このお店、僕が行くタイミングではいつも同じ兄ちゃんが居たのですが、初めて行った時からこの哀れな日本人にやさしくしてくれました。

まず、年齢確認ですが、意外にアメリカは「何々ができる年齢」を確認するのは厳しく、酒などたばこは決して年齢が達していないと売ってくれません。
当初私は車を持っていなかったので、パスポートを差し出し、
「I need tobacco」
と伝えると、物珍しいパスポートと私の顔を交互にしげしげと眺めながら年齢確認をした兄ちゃんは、当然のように悪魔のような要求をしてきます。
「Which one?」

「マルボロウルトラライト」では当然伝わりません。数分間のやり取りの後、やっとこさ僕が買いたいものがわかったこの兄ちゃん、懇切丁寧に「Marlboro ultra lights」の発音の練習に何回も付き合ってくれました。
「外国に来て生活するのって大変だなぁ」みたいなことを言ってました。

それからしばらくの間、行く度に私が何を買いに来たのか知っているくせに、「Which one?」と聞いてくれた兄ちゃんは、まあ私が気が変わるかもしれない可能性もあるのでしょうが、私の練習に付き合ってくれていたのだと思います。
その内間違いなく通じるようになると、
「Tobacco?」(兄ちゃん)
「Yeah」(私)
で事足りるようになりました。その内世間話をするようにもなったのですが、私が引っ越したのと時を同じくしてその兄ちゃんもあのお店を辞めたみたいでした。

で、本題に戻るのですが、この「Marlboro Ultra Lights」は二つのパターンの「L」と「R」全部を使わないととても伝わりません。
何故って毎回舌を上の歯につけたり舌の根を喉に近づけていると発音している間に時間が経過してしまい「何を言っているのか聞いている人がわからなくなってしまう」からです。
ひょっとすると人間ですので、練習次第でできるようになってしまうかもしれませんが。。。

それではどのように発音するかというと、前の音節の舌の位置と強調すべき音の組み合わせで決まってくるようです。

Marl-bo-ro Ul-tra Lights

正確な音節の区切り位置は怪しいのですが、一つ一つ前後との関係も合わせて解説すると以下のようになります。毎回舌根を喉に近づける・・・などと書いていると書いている方も見ている方も苦しいので、以下のように書き分けます
L: 舌先を上の歯につけて発音する「L」
l: 舌の力を抜いて、下の歯につけて発音する「L」
R: 舌を広げて口の奥から前方に向けて(もしくは前方から奥に向けて)舌を移動して発音する「R」
r: 舌根を喉の奥に近づけて発音する「R」

1.Marl ⇒ Marl
「a」を発音した後で、舌は続く「L」の舌の位置への移動がしやすいことから、舌の根を喉の奥に近づけ、そのまま下の歯に近づけて「L」まで発音します。
この場合の「R」の発音はとても短いのでそこまでしなくても「Mal」でも通じると思います。

2.bo-ro ⇒ bo-ro または bo-Ro どちらでも
「bo」を発音した後は、舌の位置はどちらにでも移動しやすく「どちらでも発音しやすい方」でいいんではないかと思います。
私個人は「bo-Ro」の方が発音しやすいため、こちらで発音していると思います。

3.Ul ⇒ Ul
やはり母音の後に来ている「L」なので、「l」になると思います。

4.tra ⇒ tRa
子音の「t」が「R」の前に来ており、舌は発音のため上の前歯付近を一回叩きます。その流れで自然に舌を動かすと、そのまま舌を後ろに広げていく方が発音「しやすい」のでそうしています。(ここまで来たらわかると思いますが、「R」の発音は舌の動きやすい方で発音しても構わないということです。)

5.Lights ⇒ Lights
音節の初めに「L」が来ているため、舌はしっかりと上の前歯につけて発音します。

ここまで書いていて大変申し訳ないのですが、はっきり言って根拠などまるでないっ ( ゚Д゚) です。本当にすみません。
ただ、一言申し添えますと、私は「R」と「L」の発音で聞き間違えられたことはこれを身に着けてからは全くありません。

それと、タバコ屋の兄ちゃん含め、いろいろな人に教わってたどり着いた私の中では「結論」なので、そこまで違うこともないのかな・・・なんて思います。
この点、アメリカ人は「通じれば良い」と大半が考えている移民の国なので、アメリカに行くことを考えている人はそれでいいのではないのでしょうか?
女王様の英語のお国様には私は観光以外で行くつもりは全くありませんので、行くご予定の方はしっかりとQueen's Englishと呼ばれる発音を身につけられてくださいw

今日はここまで。次回は「F」、「V」と「SH」の発音について紹介したいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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2016年10月28日金曜日

「F」・「V」・「SH」の発音: 無料でできる英語勉強法 発音編パート4

<「F」・「V」の発音>

私が日本に帰国した当初、兄貴の車で聞いたことのない曲を聴いていた時にすべての歌詞が英語だったにも関わらず、この歌は日本人が歌っていると確信したことがありました。
歌手の名前は全く興味がなかったため覚えていませんが、すごく練習しただろう英語の中で、「R」などはわかりづらかったですが明らかに「V」の発音を「B」で歌っていたのでわかりました。そこはやはりプロの歌手の方なので、きれいな発音だったとは思いましたが、「V」と「B」は「絶対に」聞き分けられます

「V」や「F」を使う単語は限られてくるため、ここから先ちょっと「エロ大人チック」な話になりますが、不愉快な人は以下の一行だけ見て飛ばして下さい。

「V」や「F」は上の歯で下の唇を噛んで発音しますっ 以上っ ( ゚Д゚)


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では改めまして、ここからは大人の世界です。「F」で代表される言葉としては「Fxxk」がやっぱり一番利用頻度が高いです。SEO対策のため皆までは書かせないでくださいw

で、この「Fuxx」ですが、発音できない状態で言っているとまず間違いなくバカにされます。日本語では「フ」の音は破裂音・摩擦音どちらも同様に発音され、聞き取られますが、英語では明確に違い且つ聞き分けられてその単語の意味を区別されます。

なので、摩擦音で発音しない「Fxcx」を言うと、このとてつもない破廉恥な言葉の意味も合わさって「恐ろしく恥ずかしい思い」をすることになります。
ひょっとすると面と向かって言われることはないかもしれませんが、間違いなく影では笑われますので止めてください。
日本人全体の名誉のためにも止めてくださいっ ( ゚Д゚)

「V」も同様です。
私は中度(と自分では信じている)ヘヴィスモーカーなので、自宅でタバコが吸えない環境では勉強に集中できませんでした(ルームメイトがいたからですね)。そこで喫煙ルーム?がある喫茶店にはよく行っていたのですが、アメリカの喫茶店は面白いところで時々ジャズの演奏が有ったり、詩の朗読をやっていたりしていました。

そこである日、いつものように100本ほどのアブストラクト(Abstract:論文などの要約)を図書館で印刷して喫茶店に持ち込んで自分のレポートに使えそうな論文を探していたのですが、この日はマイクとスピーカを持ち込んでイベントが開催されました。

20台前半(大学街だったので学生さんだと思います)がものすごく照れながら、今日は私が作った詩の朗読を始めます・・・と始めたのですが、タイトルが「My vagina」でした。

単語の意味は目の前の端末で調べてくださいwww
余談ですが、発音の方法はかなーり昔の漫画で「稲中卓球部」というものがありました。その中で「詳細に」口の形を描いてくれてます。
ですが、発音は地方によるかもしれませんが「ヴァギナ」ではなく「ヴァジャイナ」でした。

後にも先にもこの単語を公の場で聞いたのはこれが最後ですが、このお嬢さん、おそらく罰ゲームか何かでやらされていたのだと思います。実に数十回にわたって「きれいな発音で」「V」から始まる上の単語を連発されておりました。

真面目な話、練習方法は結構単純になります。上の前歯を下唇に当てて、「フ」とか「ヴ」とかを発音します。
この時に、「ph」や「b」と明確に区別できるのは、「F」や「V」の発音は摩擦音なので、息を吐き出し続けると発音し続けられるのに対して、「ph」や「b」は破裂音のため音が単発になってしまいます。まあ、やろうと思えばできますが意味は全くないと思いますw

<「SH」と「S」の発音>

これもまたマイナーな発音ですが、一歩間違うと恥ずかしい思いをする発音の一つではないでしょうか。

これも例が「エロ大人チック」になってしまうため(そうでもないかな?)まずは発音方法を解説させてください。
ただし、「F」や「V」のように簡単ではありませんので数行かかってしまいます。

「S」の発音は上下の歯を噛み合わせて空気を送り込むことで得られます。「SH」の発音は、上下の歯を噛み合わせた状態で舌を「R」の発音の形にしてから空気を送り込むと出てきます。これも日本人にとっては難易度の高い発音の一種になってしまうと思いますが、明確に聞き分けて使われます。

さて皆さんお待ちかねの大人の時間ですが、「SH」の発音でアメリカで生活していてもっとも頻出するのに「Sxxt」があります。「Fuxx」同様、一語で「とても激しい憤りを表現」できる単語ですが、上の発音がきちんとされていないと「sit」になってしまいます。

これはとても恥ずかしいです。ですので、きちんと発音できないようでしたら言わない方が無難です。というか同じ日本人がバカにされるので「絶対に」やめてください。

さて、英語の発音方法についてちょっとエロチックな話も交えてお伝えしてきたわけですが、発音にはそれぞれ「他の語と明確に区別」するための役割があったのが伝えられたのであれば幸いです。

最後になりますが、次の言葉を上の発音の例も含めて眺めてみて下さい。
Fxxking bull sxxt (xは適当なアルファベットで置き換えてください。)
改めてこの単純なスラングですら、発音するのは意外に難しいことがわかっていただけるでしょうか。
末尾になりますが、スラングは言い方によっては殺傷沙汰になりかねませんので、言う時と場所を本当に考えて、できれば使わないでくださいww

スラングについてですが、友達と「英語であそぼ」の大人バージョンをだいぶ前に作りました。
もしよければ見てバカにしてやってください(私の発音も大して良くないのがばれてしまいますがw)
勝手にFor Kids

長くつたない文章を最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました m(_ _)m
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「L」と「R」の発音: 無料でできる英語勉強法 発音編パート2

<「R」と「L」の発音について>

次に「R」と「L」の発音です。日本人は特にこの二つの音が苦手だと思うのですが、やはり練習しかありません。
英語の発音の場合、この二つの音は特にクリティカルで、発音できないと現地での生活に支障を来すことになります。
具体例を見ていきましょう。

アメリカにいた頃、私が通っていた英会話学校周辺は隣に喫茶店があるだけで他に食事についての選択肢は全くと言っていいほどありませんでした。始めの内はパンにハムとトマトとレタスをはさんでマヨネーズ塗って(アメリカのマヨネーズはビンに入っているのでかけられません)持って行っていたのですが、やはりまともなものが食べたい・・・

で、喫茶店に行って恐る恐る注文するわけです。チョークで書かれているサンドウィッチのメニューに「BLT(Bacon lettuce tomato)」や「Grilled chicken」などと書かれています。

BLTならいつもとほぼ変わらないっ ( ゚Д゚) じゃあグリルドチキンを頼もうっ
ってお願いするんですが
「ぐりるどちきん、プリーズ」
「Glee... what?」
なんど言っても通じません。周りを見渡してそれらしきものを食べている人の皿を指して「That」と言って作ってもらっていました。

この方法で問題なのは周りに食べている人がいないとその日は自動的に発音しやすいBLTになってしまうことです。

なので、当時居候していた先の友達や先生に教わりながら練習しました。

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<「L」の発音について>

まず、「L」の発音については特に問題ないと思われがちですが、やはり日本人が発音すると違って聞こえるそうです。「L」にも若干のバリエーションが存在しますのと、やはり日本語の「ら・り・る・れ・ろ」の発音だと向こうの人には「da・dhi・du・de・do」に近く聞こえるらしいからです。

まず、単語の一番最初に「L」がある場合、基本形になりますが舌の先を「しっかりと」上の前歯に押し付けて発音します。前歯につけるのがポイントです。
日本語の「らりるれろ」の発音のように、上あごのでっぱりにつけるとそれはもう違う音に聞こえてしまうからです。
この発音をしたことがない人が繰り返し「la・li・lu・le・lo」の練習をすると舌が異常に疲れます。つまり、初めの内は意識しないとしっかりと発音できないのです。

次に上の例(Grill)で言う文中や末尾に「L」がある場合ですが、アメリカ人はこれを上の例の「L」のようにはっきりとは発音しないケースが多いです。
具体的には舌を「下の」歯の裏につけて、のどの奥から音を出します。歯の裏につけていると言うよりは、舌の力を思いっきり抜いてだらしなーく音を出しているに近いです。

端的に例で言いますと「milk」という単語がこの発音をされるケースが多いように思います。
日本人がアメリカ人の言う「milk」の発音を聞くと、「ミルク」とは聞こえずに「みぅく」に聞こえると思います。この時アメリカ人の口の中の舌はだらしなく「だらぁー」として喉の奥から音を出していると思われます。

この発音については詳しく書いているところも結構あり、「R」の時の舌の動きに近いとも言われていますが、それらしく聞こえれば何でもいいのではないでしょうか。

「circle」や「idle」などがこの発音をするとそれらしく聞こえるようになると思います。
発音の練習方法については、初めの内は「L」が1個だけ出現する単語「繰り返し、繰り返し」練習して下さい。

<「R」の発音について>

次に「R」の発音になりますが、実は上の「L」の発音と同様、「R」の発音にもパターンがあります。日本人は特にこの音が発音しづらいようで、ネタで日本人の物まねの特徴に出てくるほどです。
この音の難易度が非常に上がるのは、「舌を上あごにつけないぎりぎりの状態で発音する」ところに尽きると思います。

私もこの記事を書くに当たって他のサイトを参考にしたりしているのですが、その中でとてもユニークで面白そうな練習法を紹介しているサイトがありましたので、こちらも参考にしてみて下さい。
「Rの発音」秘訣はガム?

理にかなっているなぁ・・・と思ったのは、ガムを上顎に押し付けて広げるという練習を紹介しているところで、日本語の発音ではまずこのような舌の動きを行わないことにあります。
つまり、普段使わない舌の筋肉を鍛える方法として、ガムを使った練習はとても効果があるのでは?と思ったのです(私はもっと原始的な方法で練習したので効果の程はわからないですがwww)

さて、まず「R」の発音について大まかにまとめると次のようになります。
舌をどのような状態でも良いので上顎に近くし、決して上顎につけないで発声する
私がこの記事で紹介する以外でも上の条件を満たす発音方法はあるかと思います。なにしろ舌で口全体の空気の通り道をぎりぎりいっぱい塞ぎ(でも決してどこにも舌をつけずに)くぐもった音を出せればそれらしく聞こえるからです。

「R」の発音については他のサイトでも紹介されていて、画像付きで教えてくれるところが多いので、合わせて参考にしてもらうとわかると思います。
他のサイトで見れることを書いても仕方がないので、この記事では上の条件を満たす二つの発音パターンを紹介したいと思います。

まず一つ目ですが、舌の先の方を使って空気の通り道をふさぐ方法です。舌を大きく広げて空気の出入り口を(絶対に他に触れずに)音をくぐもらせます。
練習のコツですが、口の奥の方から前方に向かって(もしくは前方から奥の方に向かって)、絶対にどこにも触れずに舌を動かして発音するのがいいと思います。

私がこの発音でよく使った単語は「Rock」と「Lock」です。
交互に上の「上の歯に舌を当てる『L』」と「R」の発音を行います。舌を固定して発音しても良いと思いますが、私は舌を奥から前に(もしくは前から奥に)向かって発音する練習をした方が良いと考えます。理由は「それぞれのパターンのRとLの組み合わせの発音」で解説します。

次に二つ目の「R」の発音は、舌の先を使って発音する上のパターンではなく、舌の根の方を使って発音する方法です。
これは日本人にはとても苦しい発音なのですが、舌の根を喉の方に近づけて空気の通り道をふさぐ(決してどこにもつけないのは変わらないですが)方法です。

そもそも日本人として生きていると、上の「R」と同様、このような舌の動きをする必要性が全くないため、舌の筋肉はそのように鍛えられてはいません。
なので、繰り返し練習して舌の筋肉を鍛える以外に方法はないです。「繰り返し繰り返し」練習して下さい。

この「R」の発音に適している単語としては「appreciate」などが適当なのではないかと思います。
ここで他のサイトさんを色々と見ていると、この二つ目の「R」が本来の発音で、一つ目は「なんちゃってR」なのだと解説しているサイトさんもあり、まあ色々あると思いますが、私は両方練習した方が良いと思っています。理由はやっぱり次回紹介させていただく「それぞれのパターンのRとLの組み合わせの発音」で解説します。

今回はこれまで。最後まで見ていただいてありがとうございました。
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2016年10月27日木曜日

「TH」の発音: 無料でできる英語勉強法 発音編パート1

前回英語の読解というか理解力についての英語勉強法を僕なりに書いたので、今回は英語の発音上達法について考えていきたいと思います。

<この記事の対象となる方>

・10歳以上になってから英語の勉強を始めた方(理由は後述します)。
・単語レベルで聞き取ってもらえない方(Grilled chickenやMarlboro Ultra Lightと言って一発で理解してもらえないなど)。
・英語の文法通り話しているのに、ネイティブに理解してもらえない方

<この記事の勉強法でカバーできないもの>

・母音の発音(上記、10歳以上で云々と関連します)。
・イントネーション
・アメリカ英語以外

<結論・勉強方法>

・それぞれの発音について、口が形を覚えるまで徹底して練習します。
以上ですっ (*´▽`*)

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<記事ここから>
まずはざっくり僕がどのように英語を習得してきたかということについて書いていきますと、中学英語までは学校の勉強をしっかりと行っていました。一般の公立中学校で、満点以外取った記憶はあまりありません。

高校からはちょっといろいろありましてw 学校での勉強はほぼしていませんでした。

16歳の頃に近所のアメリカ人に英会話を個人レッスン(時給1500円)してもらったのですが、その時のアメリカ人と仲良くなってよく飲みに行ったり(時効と信じてるっ ( ゚Д゚) )、ビリヤードを一緒にやるようになりました。
その中でざっくりと英語で意思疎通ができる状態にはなったのですが、何しろそのアメリカ人が口が悪かったので、大学に上がるころにはFワード連発してしまう僕が完成しておりましたww

私がネイティブに英語を教わるタイミングが16歳だったため、母音の発音については現時点ではあきらめています。
というのも、聞き取りが行える細胞は10歳までに不必要なものは死滅して、以降は復活することがないと聞いたからです。
このため母音については単語のつづりと口の形を真似することでしか再現できず、私の力では申し訳ないのですが解説不能です。他を当たっていただけますようお願いします。

今から振り返ってみると、このころまでにイントネーションだけでなんとなく意思疎通はできるようになっていたと思います。
これがイントネーションについてこの記事ではカバーできない理由になりますが、基本的には「聞いて真似る」なので、音楽とか映画とかとにかく自分が好きな地域(アメリカとかイギリスとかオーストラリアとか、インド?とか)のものに触れて、聞き取って真似ればなんとかできるようになると思っています。
ちなみに私はイギリスやオーストラリアの方が言っていることがよく聞き取れません。フィリピンはまだしもインドはほぼまったく理解できないですwww

大学以降、いろいろな形でネイティブの人と話す機会があり、この頃から正確な発音をしないとうまく相手に伝わらないなという問題意識が出始めました。

<「TH」の発音について>
ここで「TH」の発音になるのですが、大学時代にバイトで働いていた塾の塾長先生にいろいろと教わった中で「TH」の発音があります。
日本語には「TH」の発音が存在しないため、その塾長先生練習しないとどうにもならないとおっしゃっていて、その習得方法を教えていただきました。

「TH」の練習方法は、舌を下の歯に置いたまま「あ・い・う・え・お」を言い続けると言うものです。
ローマ字表記すると「tha, thi, thu, the, tho」になりますね。
濁音も清音も同じく、練習してみて良いと思います。
重要なのは、舌を5mmから1cmほど前歯からはみ出した状態のまま「動かさずに」練習することです。

この先生に教わったのは、「日本人がthの発音をする場合、舌がすぐに引っ込んでしまうため音がきちんと伝わるレベルに達しないことが多い」ということでした。そのため、舌を敢えて歯の上に置いたまま練習することで『伝わる』発音の練習をしようという形になります。

ええ・・・ よく舌噛みましたwww

「TH」の発音についてはアメリカに渡った時点でも難しかったので、アメリカに行った後も良く一人で練習していました。

この練習法は、僕が発音の練習をする時の基本となるコンセプトともなっています。つまり、明らかに口の形や動きが違う発音については、口に定着させる以外の方法がない、というものです。
ですので、定着するまで何度も、繰り返し練習して下さい。私も居候先で「こいつ気が狂った」と思われるまで練習していました。

長くなってしまいましたのでこの記事はここまで、次回は「L」と「R」の発音基礎編をお届けします。
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2016年10月25日火曜日

着実に効果が上がる!英語勉強法 たった2つの学習法

TOEIC 900点オーバーになると、ものすごいことのようにもてはやされるみたいで時々びっくりします。

今回はいつもとはだいぶ違うトピックになりますが、英語の勉強方法について書いていきたいと思います。

と言っても、「偉そうに言いやがってお前自身はどうなんだ?」という声が聞こえてきそうなので、ざっくり僕のスペックを書いときます。

・TOEFL CBT 280点 ペーパーベースで653点 15年くらい前の話です。

・TOEIC 915点 13年くらい前の話です。一回しか受けていません。

・一応AACSBという認証付きのMBAプログラム修了しています。GPAは3.7/4.0ぐらいだったです。

・友達(中華民国系2世アメリカ人)がNOVAさんに勤めていた頃、どのくらいのレベルか調べてもらったことがあるのですが、授業のレベルはネイティブになるだろうとのことでした。
がっ( ゚Д゚) 友達曰くお前はネイティブじゃなくてもう一つ下のランクだとは言われましたw

・今は仕事で英語を使っています。たまーに外人がいるので話す程度ですが、IT系のトラブルで海外のサポートが必要な場合(というか仕事のメールの3割程度)が英語です。

・友達と二人でAndroidのゲームを作ったことがあります。友人は世界的に有名な企業でプログラマをしていたアメリカ人です。日本語はまだしゃべれません。
作ったアプリはGoogle Play で、「見えずの刃」で検索すると出てくると思います。アイディアは僕が出したので、要件なんかを伝えて作ってもらい、改修点やリリース方法などについて相談して行いました。 アプリダウンロードは散々でしたがwww

「ふんっ その程度か」って思う人は他のサイトを参考にしていただければと思います。


<この記事の対象となる方>

・TOEICやTOEFLなどの試験で点数が伸びなくて困っている方
・英会話学校などで、受け答えが遅くて悩んでいる方
・日本の英語教育に疑問を持っている方

<この記事の勉強法でカバーできないもの>

・発音(別記事で紹介しようと思っています)

<結論:勉強方法>
・毎日英語でJournalという日記を書きます(注意点などは記事中に書いていきます)
・辞書を使わずに英語の本を「2・3回」読みます。
以上ですっ (*´▽`*)


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<記事ここから>

上に書いた勉強法は、僕がとある大学付属英会話学校(アメリカの州立大学では結構いいところです。ちなみに僕がいったMBAプログラムは隣町のちっこいところなので関係ないです。)で、先生が熱心に勧めていた方法です。なので、僕のオリジナルではないのはご理解下さい。

当時自分が車工場で働いて稼いだお金を出して英会話学校に通っていたのですが、はじめの内は日本から持っていった英和辞典を使って、真面目に一文一文翻訳しながら勉強していました。

英単語一つ一つに対して、類語とかも含めてノートに書いていたのですが、先生がそれを見て「私を信じて、今やっている方法を捨ててこの二つをしてほしい」と言われたのが上の方法です。

身銭を切って学んでいるのだから、あえて自分の信じた方法を曲げてみようと実践してみました。後から考えてみると、とても理にかなった方法なのだと思います。その理由を書いていこうと思います。

まず、Journalについてですが、注意点は以下のようになります。
・母国語(ここでは日本語)で考えてはいけない
・言葉に詰まっても良いが、書き続ける。書き続ける内容は「I'm thinking.... I'm thinking...」とかなんでもいいので、とにかく英語で考えて、書き続ける。

2016/10/28 追記
******************************
大事なことを忘れていました。私が勉強していたのはずいぶん前なので勘弁してください。
・ここで注意すべきは、文法だとか言い回しだとか、一切気にせずただ英語で書き続けるというところです。これは次の本を読むという項目をセットで行うことが前提になっています。
この練習は日本語(や母国語)で文法はあーだの言い回しがこーだの言う、邪魔な思考を断ち切ることが目的です。
初めはものすごい変な英語であること請け合いです(私もそうでしたし)が、本読みとセットで行うことで劇的に改善されていきます。
初めてネイティブの人と話す時、テンパって訳の分からないことを後で思い返すと言っていると思います。これは1歳児が二語文、三語文を話し始めた時にも同じことが起こりますが、言語を学ぶ上でごく自然なフェーズなのではないかと思います。
なぁに。ノートに書いてるだけで誰にも見られないから大丈夫、大丈夫 (*´▽`*)
******************************
以上ですっ ( ゚Д゚)

実践してみて難しかったのは、本当に英語だけで考え続けることがめちゃくちゃ難しいということですが、ここがこの勉強方法の肝になるところです。
とにかく英語で考え続け、自分が言いたいことを「英語で考えて書き続ける」ことを続けて下さい。

振り返ってみて思うのですが、この方法で身に付くのは、というか染みついた習慣を一旦破壊するのは、母国語で思考するという自分の原点そのものです。
外国語を学ぶ際、特にインド・ヨーロッパ語族以外の人間(日本語、モンゴル語、韓国語みたいな主語、修飾語、述語の順で言語が成り立っている言語が母国語の人)がインド・ヨーロッパ語族の言語を習得しようとするとまず壁にぶち当たります。

その壁は身に染みついた思考方法そのものなのだと思われ、特に語順が違う日本語族の人はまず思考方法をぶち壊さなければ習得できないものだと思われます。

僕が思うに、言語と性格というのはかなり密接に関連していると思います。僕自身英語を話している時と日本語を話す時で性格そのものが違っているように思うのですが、言語と言うのは思考体形そのものに直接影響しているのではないかと信じています。

そういう意味で、英語で考えるという作業自体、日本人にとってはその人の人格を一旦破壊して英語で考える人格を再構成する作業なのではないかと思っているのですが、それを習慣づけるという意味で上の勉強法はかなりの効果を発揮すると思います。

毎日10分、毎日続けることが重要です。長時間行うよりも、毎日行うことが重要なのだと思います。


次に本を読むという勉強法ですが、重要なポイントを下記します。
・選ぶ本は、出ている単語が6割から8割ぐらい、可能であれば6割ぐらい理解できるものを選びます。ここで、理解できる単語の割合が低くなるほど「心が折れる割合が高くなる」ことに注意してください。
・わからない単語が出てきても、読み進めて下さい。僕が教わった先生は「その単語がわからないと物語全体の理解ができないようなら辞書を使っても良い」と言っていましたが、私はあえて「絶対に辞書は使うな」と言いたいと思います。
・一冊の本を2回以上読んで下さい。多分心は折れると思いますが、2回目が終わった時に明らかに違いが判ると思います。私ごときのアドバイスで本当に申し訳ないのですが、騙されたと思ってやってみてください。

この勉強方法を応用して私が実際に実践していたのは、MBAで必修になった科目のテキストは手に入れたその週の内に一回全部読むということです。
この場合、読むというか文字をなぞるに近いのですが、6割ぐらいわからない単語の羅列のテキストを初めから最後までいったんなぞると、2回目以降読む際に6割ぐらい理解できるようになります(あくまで個人の感想ですw)。

ここで信じがたいという方に、母国語以外の言語を習う以前のことを思い出してもらいたいと思います。

つまり、今話している日本語という言語をどのように習得したか、ということなのですが、ほとんどの人が辞書を使って本を読んだ経験はまずないっ( ゚Д゚) と、思います。

例えば、日本語の「武士道」を日本語で説明してください、と言われたとしましょう。

その人のそれまで読んだ文献や聞きかじった言葉を使って解説してくれると思います。例えば「真田繁信のように、たとえ負けるとわかっていたとしても自分の信じた道理のために命を賭すこと」みたいな感じになると思います。
上の例では真田信繁(幸村と俗に呼ばれる)という人の生き方が、まさに武士道を代表するんではないか?という意味で書いたのですがまさに物語そのものが僕の中の単語のイメージになっているように思います。
つまり単語の意味というのは、「他の単語や物語の心象の積み重ねによって蓄積されるもの」ということが言いたいのですが、もっと砕いて言うと

「武士道=Bushido」みたいな対訳ではなく、単語一つ一つがその背景を持つ一つの物語なのだということです。

単語の意味を英和辞典で調べれば、それぞれの文章にあった対訳の一覧を教えてくれるのはとても便利だと思います。
ただ、僕がアメリカ人に単語の意味を聞いたところ、その人のBackgroundによって説明が全部違ったのは「その人がそれまでに読んだ文章によって単語の意味は少しずつ違う」ということです。
補足としては、それが「かなり似通った意味になる」ということですが・・・・

つまり、単語の意味と言うのは辞書から「答えを与えられるものではなく」、「自分で構築する」ものだと言いたいのです。

本を読むという行為は、日本語で読む場合は当たり前ですが周りの単語が「わからない単語の意味を構築する」積み重ねで成り立っていると言えます。
それは基礎的な単語であればあるほど、その傾向が高くなるように思います。

なので、短絡的に辞書から自分の母国語に都合の良い、自分になじみのある単語に「置き換える」のではなく、「自分でその単語の意味を本などから構築する」作業が不可欠になります。

以上二つの方法を実践することで、英語の習得はかなり進むと思います。保証の限りではございませんが・・・w


最近「日本人の英語下手」みたいな記事をよく見て、すごく考えさせられます。日本人であることは、そのこと自体が英語などの語学の習得のハンディキャップになります。
私は英語を勉強して、日本語という言語は他の言語体系の文化には決してまねできない文化の根幹を作りだしたと信じて疑っていません。
そして、日本という国全体が、その文化の素晴らしさを伝えるためにも積極的に「外国語」の勉強をすべきだとも考えています。

この記事が日本語以外の言語を学ぶ人のお役に立てれば、これ以上の幸せはありません。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
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