平成28年秋季 問17. CPUの遊休時間
問題文「五つのタスクを単独で実行した場合のCPUと入出力装置(I/O)の動作順序と処理時間は、表のとおりである。優先度”高”のタスクと、優先度”低”のタスクのうち一つだけを同時に実行する。実行を開始してから、両方のタスクの実行が完了するまでの間のCPUの遊休時間が最も短いのは、どの優先度”低”のタスクとの組み合わせか。ここで、I/Oは競合せず、OSのオーバヘッドは考慮しないものとする。また、表の()内の数字は処理時間を示すものとする。」
解答群
ぱっとみ解説だけでは理解ができず、ランボー1を見ながらぼーっと眺めていて初めて理解ができた。
この問題ではI/O(Input / Output)が競合しないという点がわかりにくかった様子。I/Oが競合しない、つまり、I/Oの部分は二つのタスクが同時に行えるということだ。
言葉だけではわかりにくいのでまずは表にしてみた。I/Oの競合が発生しないというのは、ここでは2つのタスクが同時にI/Oを行えるということなので、同じ列に重なっていても問題ないことになる。
1つのタスクはCPUを使っているか、I/Oを行っているかのいずれかしかできないので、上の表にある灰色の部分のようにCPUが使われていない時間が発生することになる。
これがCPUの遊休時間ということになる。
もう一つ注意が必要なのは、問題が「最も早く処理が終わる時間」を聞いていないという点だ。このような問題は問いの内容によって答えが変わってくるので注意が必要だと思う。簡単に手書きで答えが導き出せるようにするのが必要だと思う。
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