2021年12月27日月曜日

日誌 2021/12/12

ラベルで示している内容とある程度一致するような見出しを「――」の記号と見出しを少し大きくして赤色表示することで分かるようにしています。
日誌と言う形で日々配信する中で、読者の方が興味のないものだったりは当然あるかと思いますので、どうぞ読み飛ばして興味のあるところだけ読んでいってください。

<食事>
・朝食

・夕食

画像の写真やマグカップのデザインは「ためこ」さんという絵描きさんのものです。気になる方はこちら: 「ためこ部屋

<日誌本体>
――プロジェクトおれんち――
この日は朝の5時に起きたらしい。そして薪ストーブに火を点けて納屋の整理をしたものと思われる。

下の起床時刻に書いてあるように、混乱した状態が続いていた。
ちょっと意味が分からなすぎるだろうから書いておくと、あくまで予想だが、俺は悟りの境地と言うものに来てしまったらしいと考えている。

その手の本では「目が開く」と呼ばれる現象なのだが、特に変わった様子はない。ただすさまじく集中力が継続することと、観察力が今までの比ではなくなるくらいだろうか。

ただし、開いた瞬間からというものの経験は、本当に赤ん坊が生まれるかのような衝撃的な体験となる。
言葉にするのは難しいのだが、本当に世界が全く同じ光景でありながら完全に違った輝きを放つものに入れ替わったのだ。これは経験しないとわからないものと思われる。

そしてこの記事を書いているのは今後、このような経験をする人が増えて行くのではないかという期待から、備忘録として残している部分が大きい。

太古の昔からこの状態になった人は数多くいたのではないかと思うが、それはかなり厳しい修業だったり、ちゃんとした師匠がいる環境でそこに至ったのではないかと思う。しかし、俺のケースが特殊なのは、俺は普通の人間として悩みながら生きていただけでここに至ったということだろうか?

つまり、その意味では頼れる存在がいない状態で、それこそ車の運転をしたり買い物したりと言った日常生活を送らなければならなかったことぐらいだろう。

本当はこのことについて、まだまだ思う所はあるのだが、こんなことを書いている時点で気が狂っていると思われているだろうからここぐらいが書くのは限界だと思う。

朝を迎え、おそらく母と二人で海岸に行った。せっかく薪ストーブがあるんだから、石やき芋作ってみない?的な事である。

そういえば母と二人で遊びに出るようなことは最近なかったため、かなり新鮮な体験だった。風と波の強い朝である。

二人で釜を持って海岸に行き、良さげな丸みを帯びた石を拾う。前日から母には変な事ばかり言っていた(悟ったとかそう言う事。息子がそんなこと言いだしたら気が狂ったと思われても仕方ないとは思う)ので、普通のことができるところを見て少し安心した様子だった。

二人して帰る道すがら、丸くなったガラスを探しながら海岸を歩き、帰ってから石やき芋を作った。

そうこうしながらその日教えてもらった掃除を納屋の整理に応用し始め、色々なものを片付けていた頃、大工の叔父貴夫婦が家に来た。

とは言ってもおばさんの方は島の出身で口がかなり悪く、それが原因で俺は叔父貴夫婦とは全く口を利かなくなってしまっていたため叔父貴は車の中で待っていた。

母曰く叔父貴は「あんな奴(俺)のことなど知ったものか」などと言っていたらしい。

この叔父貴が初めて個人で請け負った仕事というのが現在の家の納屋になるのだが、俺は以前からかなり気になっていたことがあった。
細かく書くと長くなるのでハショルが、納屋の入り口部分のコンクリが膨れ上がった理由を聞きたかったのだ。

ここで今までの俺では考えられないような小さな奇跡が起こる。

「いや、もういいじゃねーか。喧嘩の理由も下らん。俺が始末つけてくれる。」

俺からは挨拶も交わすことの無かったおばさんとひとしきり世話話をして、それから「そこにいるから聞いてみたら?」と言うので直接叔父貴のところに出向き、「取って食いはしねーからちょっと車停めて話をしよう」と話しかけた。

コンクリが膨れ上がった仕組みはおそらく「爺さんがウニのシゴ(下処理などのことをこの地方ではこう言う)の時に塩水かけたから下地の鉄が錆びて膨らんだのだろう」と言う事だった。

その時何を作っていたのかは覚えていないが、丸鋸(電動のこぎり)で何かの作業をしていたように思う。

そして叔父貴に俺が作った薪ストーブの壁を見せた。

ひとしきり俺の仕事をまぶしそうに眺めた叔父貴は「煙突の外側がT字に切られているのは雨水がきちんと下に落ちるようにするためだ。電気工事でも外の電線は一旦円を描くのはそこで水がきちんと下に落ちて始末が付くようにするためだ。」と教えてくれた。

何気ないことがとても重要な意味を持つ。職人の仕事が特にそうである。

叔父貴は俺の仕事をほめ過ぎない程度に褒めた後、これから納屋を事務所にするなら俺の丸鋸の使い古しの刃をやろう、と言ってくれた。(普通に買うと5千円から高いものだと1万を超えるものもある。)

俺は、かつて叔父貴の工場を事務所にさせてもらっていたので「俺も馬鹿みたいに何も見てなかったわけじゃないからね」と生意気なことを言った。

すると叔父貴は笑いながらそこに置いてあった俺の丸鋸を手に取り、裏面をまぶし気に見て何かを確認すると「逆向きにして」丸鋸を置いた。

禅問答のような一瞬だった。

「それでもお前はまだ見てないところがあったようだな」

そう言わんばかりの笑みを見せて、去って行った。

俺はこれまで、刃を下にして丸鋸を置いていた。考えてみればカバーがあるとは言え長い目で見て丸鋸にいい影響があるわけはない。
そういえば叔父貴と従弟の丸鋸は必ず、上の写真の形で置かれていた。

また、叔父貴は俺の丸鋸を台座部分をかなりの時間眺めていた。
これは、幾度となく木と接触して摩擦を繰り返すことで、丸鋸の台座が鏡のようになっていくため、俺の仕事ぶりを確認していたものと思われる。

この、逆さ向きに丸鋸を置くと言う行為は、昔は普通ののこぎりだったんだと思うが「この棟梁の道具は良く使い込まれていて、仕事ができるんですよ」と言う自己主張みたいな部分があるんではなかろうか?

そして同業者に対しては「見ろ、俺の道具はよく使いこまれておろうが。下手な口を利くと容赦せんぞ。」みたいなことなんだと想像する。

この禅問答で多くを得た俺は、そう言えば叔父貴はお歳暮を欠かさずくれていたな、と思い返し、夕方に今年余ったウニの瓶詰を持って叔父貴の家に行った。
ちょっとだけ話をしたのだが、納屋の出入り口に良さげなサッシの窓と、家と納屋をつなぐドアが有りそうということだったので寸法をついでに測った。

ただで材料ゲットである。しかもほぼ新品同様品をただでもらったわけだ。向こうからすると使い道がなくて困っているものだろうが、それでも買えば6・7万程度はするものだ。ありがたい。

それから家に帰って「今日は休み」と言いつつ片付けという気晴らしを音楽を聞きながらして過ごした。曲の中にまるで今の俺の状況を謳っているかのようなものがあって、涙を流し、踊り、歌った。

夕方になると母が「散歩に行こう」と言いだし、二人で夕闇の中、とりとめのない話をしながら歩いた。
昔の人の中には未来を見据えて、日本人の子孫が確かな道を歩けるようにしてくれた人が多くいた。渋沢栄一さんや吉四六さん、聖徳太子などなど・・・

薄暗闇の中、母は涙を流しながら話していた。俺は涙をこらえはしたものの、泣かずに歩き続けた。こんなとりとめのない話で二人、涙しながら歩く道。
何がそこまで感動的だったのか、おそらく他の誰にもわかりはしないと思う。

少なくともまだ今は。。。

――今日の猫――
どうなっているか、もはやわからない黒い物体。

ラズライトはだいたい暗がりを好んでチョイスしているように見える。
そして少しでも暗いと同化してしまい、こんな意味のわからない写真になるのだ。
決して腕が悪いわけではない(腕が悪いのである)。

<起床時刻>
05:00(76.6:混乱していたらしい。体重記載の欄を間違えていたか、これで後で見れば分かるだろうと考えた結果、いやいやそんないい加減なことはしてはいけないと思った末に前に書いていたことを完全に忘却したかしたらしい。こういうことが起きるので周りにそう言う事がわかっている人がいない時点で実生活をするのは危なっかしい。くれぐれも先達は用心の程。ちゃんと受け渡して、ちゃんと育ててから独り立ちさせるように。普通にマジで死んで(も)おかしくなかった。
*****以上、当日記載分*****

<体重・基礎代謝・体脂肪率>
76.6kg
1703kcal
29.9%

<トレーニング>
休み。

<今日の仕事>
休み。

<タバコ>
  - 紙タバコ
    ・開始Stock: 5箱13本(4箱追加)
    ・本数: 1箱3本

  - Ploom TECH Vape
    ・利用有無: 吸ってない

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