2016年10月29日土曜日

「L」と「R」の組み合わせの発音: 無料でできる英語勉強法 発音編パート3

<それぞれのパターンのRとLの組み合わせの発音>

私がかつて居候していた家は住宅街のど真ん中で、家の近くでタバコを売っている場所へはリスが我が物顔で走り回っている綺麗な芝の丘を通り抜ける必要がありました。
あ、いえ、ここは記事とは全く関係ないのですがw

で、そのガソリンスタンド併設のショップに行って、タバコを注文するのですが当然のごとく棚から客が取るような形にはなっていません。
店員さんに「どれが欲しいか」を伝えなくてはならないのです・・・

私はアメリカに行く前は、マイルドセブンのエクストラライトを吸っていたのですが、アメリカでは普通には売っていなかったため(当然と言えば当然ですが。ただしちょっと高めになりますが行くところに行けばあります。今はひょっとすると手に入りやすいかも知れません。)それに近いタバコを買っていました。

それが・・・「Marlboro Ultra Lights」です。

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ええ、なんでこんな「R」と「L」が入り混じったネーミングするかな・・・ と思ってはみても、ここであきらめられないのがヘヴィスモーカーの悲しい性です。

で、大体このお店、僕が行くタイミングではいつも同じ兄ちゃんが居たのですが、初めて行った時からこの哀れな日本人にやさしくしてくれました。

まず、年齢確認ですが、意外にアメリカは「何々ができる年齢」を確認するのは厳しく、酒などたばこは決して年齢が達していないと売ってくれません。
当初私は車を持っていなかったので、パスポートを差し出し、
「I need tobacco」
と伝えると、物珍しいパスポートと私の顔を交互にしげしげと眺めながら年齢確認をした兄ちゃんは、当然のように悪魔のような要求をしてきます。
「Which one?」

「マルボロウルトラライト」では当然伝わりません。数分間のやり取りの後、やっとこさ僕が買いたいものがわかったこの兄ちゃん、懇切丁寧に「Marlboro ultra lights」の発音の練習に何回も付き合ってくれました。
「外国に来て生活するのって大変だなぁ」みたいなことを言ってました。

それからしばらくの間、行く度に私が何を買いに来たのか知っているくせに、「Which one?」と聞いてくれた兄ちゃんは、まあ私が気が変わるかもしれない可能性もあるのでしょうが、私の練習に付き合ってくれていたのだと思います。
その内間違いなく通じるようになると、
「Tobacco?」(兄ちゃん)
「Yeah」(私)
で事足りるようになりました。その内世間話をするようにもなったのですが、私が引っ越したのと時を同じくしてその兄ちゃんもあのお店を辞めたみたいでした。

で、本題に戻るのですが、この「Marlboro Ultra Lights」は二つのパターンの「L」と「R」全部を使わないととても伝わりません。
何故って毎回舌を上の歯につけたり舌の根を喉に近づけていると発音している間に時間が経過してしまい「何を言っているのか聞いている人がわからなくなってしまう」からです。
ひょっとすると人間ですので、練習次第でできるようになってしまうかもしれませんが。。。

それではどのように発音するかというと、前の音節の舌の位置と強調すべき音の組み合わせで決まってくるようです。

Marl-bo-ro Ul-tra Lights

正確な音節の区切り位置は怪しいのですが、一つ一つ前後との関係も合わせて解説すると以下のようになります。毎回舌根を喉に近づける・・・などと書いていると書いている方も見ている方も苦しいので、以下のように書き分けます
L: 舌先を上の歯につけて発音する「L」
l: 舌の力を抜いて、下の歯につけて発音する「L」
R: 舌を広げて口の奥から前方に向けて(もしくは前方から奥に向けて)舌を移動して発音する「R」
r: 舌根を喉の奥に近づけて発音する「R」

1.Marl ⇒ Marl
「a」を発音した後で、舌は続く「L」の舌の位置への移動がしやすいことから、舌の根を喉の奥に近づけ、そのまま下の歯に近づけて「L」まで発音します。
この場合の「R」の発音はとても短いのでそこまでしなくても「Mal」でも通じると思います。

2.bo-ro ⇒ bo-ro または bo-Ro どちらでも
「bo」を発音した後は、舌の位置はどちらにでも移動しやすく「どちらでも発音しやすい方」でいいんではないかと思います。
私個人は「bo-Ro」の方が発音しやすいため、こちらで発音していると思います。

3.Ul ⇒ Ul
やはり母音の後に来ている「L」なので、「l」になると思います。

4.tra ⇒ tRa
子音の「t」が「R」の前に来ており、舌は発音のため上の前歯付近を一回叩きます。その流れで自然に舌を動かすと、そのまま舌を後ろに広げていく方が発音「しやすい」のでそうしています。(ここまで来たらわかると思いますが、「R」の発音は舌の動きやすい方で発音しても構わないということです。)

5.Lights ⇒ Lights
音節の初めに「L」が来ているため、舌はしっかりと上の前歯につけて発音します。

ここまで書いていて大変申し訳ないのですが、はっきり言って根拠などまるでないっ ( ゚Д゚) です。本当にすみません。
ただ、一言申し添えますと、私は「R」と「L」の発音で聞き間違えられたことはこれを身に着けてからは全くありません。

それと、タバコ屋の兄ちゃん含め、いろいろな人に教わってたどり着いた私の中では「結論」なので、そこまで違うこともないのかな・・・なんて思います。
この点、アメリカ人は「通じれば良い」と大半が考えている移民の国なので、アメリカに行くことを考えている人はそれでいいのではないのでしょうか?
女王様の英語のお国様には私は観光以外で行くつもりは全くありませんので、行くご予定の方はしっかりとQueen's Englishと呼ばれる発音を身につけられてくださいw

今日はここまで。次回は「F」、「V」と「SH」の発音について紹介したいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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