2017年6月14日水曜日

金融実験:不眠症FX日誌 2017/6/14 2245

6月14日夜、帰宅後。

昼間は仕事に忙殺されたがある程度予想していた流れで終始していたため、為替に関しては落ち着いていられた。
21時過ぎ時点で↓

こんな感じ。移動平均線の動きからみると上昇の波が一服しているように見える。現時点で今回の取引は9,000円程度の勝ち。
朝の段階で指値で入れた110.000の一枚が効いてくれた。

取り急ぎ21時半の小売売上高の様子を見て、下降圧力が強いようなら手じまいにしてFOMCは様子を見たいと考えている@2112


2130時、「ふぁっ?!」っという値動きで一気にマイナス5,000円まで転落。ちょっとびっくりしたが予想が0.1%下回っただけでここまで過敏に反応するか?
まあ負けてもいいぐらいのつもりで待ってみよう。

なんとなく・・・109.500で1枚指値を入れてみた@2139

@2141 米共和党下院議員銃撃?! 陰謀論を信じたくなるタイミングだ

@2208 銃撃された下院議員 お尻を撃たれ軽傷www 大事でなくてよかったね(*´▽`*)

@2212 晩酌開始。為替を肴に酒を飲む。どうせまともな神経してたら先物なんかに手は出さないw

@2216 移動平均交差付近で成り行きで1枚入れてみた。これ以上いぢめてくるなら泣いてやるwww

@2231 米株買い先行www 過熱気味って知ってて上げてくるかお前らアメリカ人はwww

@2243 完全に膠着した様子。株価上昇にも反応なし。ただこのまま負けて決済するのもしゃくなので109.000で全ての取引を逆指値で決済する注文を出してFOMCは寝てる間に煮るなり焼くなり好きにしてくれということにした。
なんだか・・・ よくできすぎているように思うのと、直前の状況をそこまで考慮するほどFRBが腰砕けと思われるような気がしなくなってきたからだ。

*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。

*このドキュメントは、投資活動を推奨するものではなく、また取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは推奨されていません。当ブログは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる助言も意図していません。このドキュメントは、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではなく、ブログ主の投資・投機活動の履歴に過ぎません。

金融実験:不眠症FX日誌 2017/6/14 1011

6月14日朝。

ある程度予想通りの日本株の動きだが、為替はかなりFOMCを意識した動意の乏しい展開。俺のポジションから見るとある程度円高方向に来ているように見えるが、110.000辺りに底があるように見える。日本株が寄り付きあげる予想は当たっていたものの、株価との相関が薄れている様子。まあ株は全てを失うことはないが為替だとリスクはあまりとりたがらないのだろうと予想。日本株は機関投資家がよほど馬鹿でなければ取引終了時には2万円を割った水準になるんだろうと思う。

銀行の中値は110.06と発表があったので、中値が何かは置いておいてこの近辺で一日ふらふらしそうなイメージである。

問題はヨーロッパ市場でどう動くか、ということとアメリカの小売売上高がどう動くか?ということだが、ヨーロッパはおそらくへたれて大きくは動かず、アメリカの小売売上高が予想より上げて円安に振れると予想してみた。

ので、110.000で1枚入れて少し薄利を取ってみようと指値注文を置いてみた。実験とは言え1,000円、2,000円程度の勝ちで満足しているようなら先が知れている。負けても良いぐらいのつもりで今日の取引を見ておこう。

*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。

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金融実験:不眠症FX日誌 2017/6/14 0133

6/14 0133時
夜のお散歩から帰ってきて、少し方針を変えたので記入。

散歩の途中で急に円高に振れたと思ったらアメリカ勢のイギリス人いじめが始まっていた。今回のFX取引をするにあたって取引時間などを調査していたところ、アメリカ市場ではそのようなことが頻繁に発生するとあったので「あー、また始めよった」ぐらいに見て、押し目でドル買いを入れようかと思ったが散歩の邪魔されるのがいやだったので止めといた。

イギリスいじめと書いてあったが、実態はおそらく能天気なアメリカ人のことだからタイミングで「あ、何か始まったの?わーいっ(*´▽`*)」ぐらいなノリで一方向に走って、で終わったら「あら?もう終わっちゃったの?(´・ω・`) じゃあ普通にやるかぁ・・・」と普通の取引に戻っているだけだろうと推測する。
やられるイギリス人にしてみたらたまったものではないだろうが、イギリス人はイギリス人で学びというものを知らないのだろうか?

現時点でNY市場午前が堅調に推移していて、底堅い中若干上げているとあったので、おそらく6/14日の日本の市場は寄り付きあげて始まって後場で下げて終わるのではないかと予想してみた。

そのシナリオに沿って考えるとドル円相場は急な値動き(イギリス人いじめのような動き方は除いて)も無く、明日の午前まで緩やかにドルロング方向に進んでいくのではないかと想像した。ので、とりあえず逆指値で北朝鮮のミサイルとか有事にだけ備えてこのままのポジションで置いておこうと思う。

*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。

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2017年6月13日火曜日

金融実験:不眠症FX日誌 2017/6/13 2248

6月12日
5,000円程度負けた状態で続けていた取引も円高方向に落ち着いてきて、ある程度胃の痛みは軽減されてきた。
0829時点でこんな感じ↓

週明けのオセアニア?時間でいきなり円安に振れて始まった取引も、段階的に改めて円高方向に触れていく。

そして0913時点、日本株の取り引きが始まって予想通り週末の過熱気味な株取引が寄り付き確か90円ぐらい安で入り、こんな感じになった↓

9時に狙いすましたかのように「おりゃっ」と円高に振れる。

そして日中、仕事中に本気で取引するわけにもいかないので、ちょくちょく様子をうかがいながらすぐに決済注文出せるようにしていたが予想通り円高に進み、ある程度下げた状態で逆指値注文で今回の取引を終わらせた↓

大体1万3千円ぐらいの勝ちになるだろうか?どちらにしても一連の取引ではマイナス5万からプラス1万3千円までと胃の痛いギャンブルが続いた。これを機にもう少し頭のいいやり方で取引していきたいと心の底から思う。

しかしアメリカ市場には魔物が住んでいるらしい。こんな値動きされたらもう怖くてやっていられない↓


そして、寝る前にレンジの下限近く、109.500に迫ってきたので今度はドルロングで実験的に入れてみた。
6月13日の朝の状態がこれ↓


予想としては日本とアメリカの株が若干上がるのではないかと思っていたので、この状態で待機して、家に帰ってきてからさらに円高に進んだので110.000でさらにドルロングで1枚追加。


大体今の勝ち分が3,000円ぐらい。実験的に入れたものなのでそこまで入れていないからそこまで勝ってなくてもしょうがないか・・・

今日は寝る前に決済して、明日のFOMCはあまり予測が成り立たないのでよほどの条件がそろわないと入れるつもりはない。
多分110円後半近くまで円安が進んでいたらドルのショートで参加するかもしれないが、正直どうなるかは本当にわからない。

予想としては、明日の発表直前まで円安が進み、発表で円高に振れるのではないかと考えている。FOMCの発表は織り込み済みのように6月利上げをするものの、9月については言及せず。
FRBのバランスシートの改善(緩和策の縮小)についても具体的な言及をしないのではないかと考えている。
今まで見た記事と俺の予想を総合すると、米金利や原油などの足元が少し緩いため利上げは市場の想定通りに進みにくいのではないか?

いずれにしても単なる予想なので、よほどのことがない限り参加は控えようと思っている。サプライズが起きて火傷を負う余裕は今の俺にはないwww
それに日本時間の朝3時とか寝つきが悪くなりすぎるwww

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2017年6月12日月曜日

金融実験:不眠症FX日誌 2017/6/12 0930

今日は相場が気になって朝6時に起きてしまった。仕事は11時からだというのにこれだからFXをやるのは体に悪い。

取引開始前から前営業日から円安に振れて110.400以上までいったん上げたが、以降反落して取引開始、上下動を繰り返しながらも110.400付近に大きな売りがあるのか「これ以上は許さんっ( ゚Д゚)」みたいな動き方をしていた。

そして8時を境に相場はドルショート方向に流れを変え、潮目は円高方向に行ったように見える。


8時までの間、110.400に値が差し掛かると「とりゃぁっ!とりゃぁっ!」とばかりに一気に何銭も円高方向に行き、8時を境に一気に円高方向に行ったのを見て、二つ程気になったことがある。

まず、ある値段を境に大口の取引があると、一気に値段が下がる(値幅がでかい)のはどういう了見だろうかということ、そして、8時から仕事始めの取引先が多いのか?ということだ。

その後、8時50分に日本の機械受注や企業物価指数の発表。予想を下回る結果となった時にどのような動きをするのか興味深く見つめていたが、これはどうやら円高方向に振れたらしい。

日本だけを見た場合、日本の景気指標がマイナスなわけだから円安(円が単純に売られる)方向に進みそうなものだが、日本の指標は世界的な市況として受け止められているのかと思ってしまう。日本ならではの動き方なのではないか。

そして株式取引開始9時、株は寄り付き反落で始まったらしく、やはり円高方向に触れて動き始めた。


今のポジションは取引レンジのど真ん中に6枚?(6万通貨)がドルショート方向にあるというきちがいじみた張り方で、評価損益が-5,428円(0927現在)なので、このまま様子見しようと思う。

水曜日だか木曜日にFOMCの金利発表を控えていて、市場は警戒ムードになっているという話だし、株も2万円を超えて過熱感が出ているので、よほどのポジティブサプライズでもない限り大幅な円安は考えにくいからだ。
気になるのは米国債10年債の下げ止まりというニュースだが、まあ相場が上げ下げするのは当たり前だしアメリカ人って気楽だからね (*´▽`*)

*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。

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2017年6月11日日曜日

金融実験:不眠症FX日誌 2017/6/7

昨日は酒飲みながら色々やっていて、さらに押し目?でドル売り注文したら携帯とPCの注文初期設定が1,000と10,000で違っていて、間違って1万単位買ってしまった。


仕方ないのでじりじりしながら待っていると全体がプラスに転じてくれて、嫌な予感がしたのでうっぱらったらその後円安方向に振れた。久しぶりの取引でプラスで終えれたからまあ良しとしよう。


ECB政策金利発表ぐらいまで待とうと思っていたが、ドル円の上値が重いように見えたのでドル売りでポジションを取ってみた。
更に上げたが渋っているように見えたのでさらに押し目?買いでドル売りを入れて今現在(2017/6/8 2023)こんな感じ。


で、せっかく注文したので、重大発表前に逆指値でトラップを仕掛けてみた。現在買っている注文と逆の動きをしたらすぐに対応するようにと言う意味なのだが、素人考えなのかは不明。


で、よくよく考えたら思惑通りの可能性も否定できないし、値動きが小康状態になっているようなので、もう一つ逆指値でトラップをかけてみた。


これで発表を待ってみようと思う。これでどちらにしても負けっぱなしはない・・・はず・・・ 値動きが激しくなりすぎて痛い目を見そうな気もしないではないがwww

2045 政策金利は予想通り据え置きで値動きは止まったまま、1分前にいきなり110.150近辺まで上がり冷えたので、買い方向の逆指値を110.300に変更してさらに待機してみる。

2102 円安方向に若干トレンドが変わってきたので、売り方向のトラップを110.000に訂正し、トラップ幅を狭めてさらに待機。

2111 さらに円安方向に動き、110.200付近まで上げたのでドル買い方向のトラップを110.400に変えてさらに待機。ちょっとした動きでトラップが発動されるとやけどしてしまう。とりあえずカナダの新築着工件数まで張り付く。

2114 カナダ新築着工件数は予想を下回るも為替にはほぼ影響なし。次の米新規失業保険申請件数を洗濯物でも干しながら待つ。

2127 円高方向に触れてきたので買い方向のトラップを110.300に狭めてさらに待機。

2150 ぼーっとしてたら円高方向にふれてトラップ誤発動www

2218 109円台に入ったので、適当なところで売っぱらおうと待機。トラップは全解除。

翌0057 結局押し目押し目をして、無理やりプラスにして本日は終了した。


翌朝0941 暇だった?のか入ってすぐ出た結果がこれ。


で、何を血迷ったのか110.000から売りで参入したら今がこれ。後で知ったのだがレンジ109.500から111.000で市場は動いているらしく、どうやら攻防のど真ん中に入ったおバカさんになってしまった。
もう動けないwww @2147


翌2017/6/10 @0821
起床して一番に見てみたら110.274まで円高に振れていて、評価損は一時期の4万円台から一気に5,908円まで縮小していた。


土曜日は取引していたと思っていたが、どうやら取引は停止しているようだ。70円台からのドル高基調の時は週末を超えた取引でサプライズの円高に苦しめられた(実際何度か追証くらって飛ばしたこともある)ので、あまり継続したくはなかったが、現時点でもネガティブサプライズでは円高に振れる可能性が高いので、今のポジションは不眠症になるほど持っているのが心配ではない。

今回の一連の流れで反省点としては、まず6月8日からの重要ニュースを控えた円高が継続していたこと、それに続く安心感からのドル高を予期できなかったことである。6月9日の朝時点でドルロングを入れていたが、それを持っていれば110.800までに相当額の勝ちがあったはずだが、目先の動き方から完全に判断を誤ったドルショートでポジションを取ってしまったことは素人だから仕方がないと思う。これが値動き1円を超えた荒れた相場だったら資産が10%は飛んでいたことを考えると、良い教訓だったと肝に銘じなければなるまい。

それから、株取引も含めた値動きについても視野が広がらなかったのは素人ならではなのであろうが、9日朝9時時点から警戒が解除されたことによる株高基調が円安を助長したことを考えると今後はその辺りの取引時間の状況も視野に入れてポジションを取るのが必要だろうと思う。

110.800まで上げたとき、銀行間取引?などでドルショートが控えているというニュースと、週末にかけてダウ平均が下がるという祈りにも似た気持ちがあったから折れずに持ち続けていられた。週末はある程度手じまいしていくのでよほどのことがない限りは米株安に動くと考えられたからだ。その点についてある程度冷静さを保てたことは自分をほめてやりたいと思う。

来週はFOMCの利上げ発表があり、色々なニュースでは既に織り込み済みで9月の利上げ示唆が焦点となっているらしい。アメリカにいた頃からFRBの動きなんかは教授によく見ておけと言われていたが、FRBの市場とのコミュニケーションはまるで鞭をもって羊を誘導するかのようだった。グリーンスパンの頃だったからかは不明だが、どのような思惑をもって会合を行うかを考えながら注視していきたいと思う。

目先の値動きは流動的だと思う。今はこれ以上の追加注文は無理な状態なので、少しでもプラスに転じたらポジションは解消するつもりで待機したい。

しかし、一連の取引と我慢をしていて思ったことがある。俺にとってFXは単なる丁半ばくちである。その丁半ばくちで何万とかの人が大真面目にPCにかじりついているのである。ともすれば全資産が飛んで電車に飛び込む人までいる始末である。確かに全資産をなくしてしまうと死にたくもなると思うが、そこまで思い詰めるようなゲームでもないと思うのは俺だけだろうか?

まあ、遊ぶからには真剣にやりたいと思う。

2017年6月10日土曜日

トレーニング日誌 2017/6/10~ 雑感: やさしさの精神病理

一連の記事で行っている実験のまとめはこちらのページ、生活実験:トレーニングを参照ください。

ざっくりまとめると忙しい中で一日30分と週1回のウェイトトレーニング、食事制限で体脂肪を落とせるのか?という実験をやっています。

2017/6/10
体重:68.0kg
体脂肪率:14.2%
基礎代謝量:1609kcal

シックスパックトレーナー Lv.15

※大学時代、ゼミでコースとは全く関係のない「やさしさの精神病理」という本を読まされた。
ちょうど昭和50年代を境に、やさしさの定義というものが変わったということについて触れたものだったと記憶している。
もう20年以上前の話だし細かな内容は全く覚えていないのだが、おおまかに言うと「やさしい」という感覚が、例えばズボンのチャックが空いているとか鼻毛が出ている時に、あえて指摘しない方が「やさしい」と感じられ、指摘するのは直接的な干渉となって「やさしくない」と感じられるようになっているということだったと記憶している。

わかりやすい例として2例程上げさせてもらったが、当時の俺からすると「別にどちらでもよい」ことだった。ズボンのチャックが空いていたとしても「モノ」が出ているわけではないし(出ていたら確実に捕まる)、鼻毛が出てるからと言って死ぬわけではないからだ。

しかし、最近になってこの本について深く考えさせられることがあった。

ここまでの事象について上に紹介した本が触れていたかは記憶が定かではないが、この手の「やさしさ」の定義になれた人間は極端に「人と対峙する」ことを嫌うらしいということである。おそらく程度の違いはあるだろうが、例えばその人に対して嫌なことで明らかに倫理的に間違ってはいないとか多少の議論の余地がある問題が発生したとしよう。

その人はそのことについて「それは自分が嫌である」ということが言えないため、負の感情を抱えることになる。

つまりここでその「やさしい人」は、自分が嫌な事象について、その嫌だと思うことをする人間に対して直接対峙ができないというジレンマと同時に負の感情を抱いているものと思われる。

で、タチが悪いのは、その負の感情を嫌だと思うことをした人間に対して別のところで発散して自分の精神バランスを保とうとするのである。

例えば、その人の弱点や普遍的に悪いと思えるような癖について、絶対に言い返せないところから全力の憎しみを込めて指摘するのである。

この「やさしい」人にとっては、それをしなければならなくなった、つまり精神的なバランスを保つために仕方のない行為を取らざるを得なくなった「嫌なこと」をした人間に対する行為であるため、プラスマイナスは「そのやさしい人の中でだけは」成立していることになり、おそらく特に悪いことをしたという意識はないだろうと思う。

それはその人にとってはバランスを取るためだけの行為であり、それだけの行為をさせるに至らせた人間に対しての当然の罰だからである。

ここに「常識でわかるだろう」とか「空気を感じろ」だのという行き過ぎると不可解なだけの感情論まで付随させてこの理解不能な単なる精神攻撃を正当化させるため、この「やさしい」人の自己正当性は「この人にとってのみは」揺るがしがたい事実となっているようである。

さて、この攻撃を受ける側からしたらどうであろうか?

まず、人間同士なので他の人にとって不快な行為を悪気なく行うことは大いにあり得る話である。その点について、「自分は不愉快だ」とはっきり言ってもらえれば、妥協点を模索するなどの建設的な話もできるだろうが、「やさしい人」からするとそれができないため、「やさしい人」が不愉快になっていることは気づかれないケースが多い。

そして、気づかれてないが故に、「やさしい人」からの精神バランスを保つための攻撃は「単なる悪意の塊」として受け取られる。

ここにすれ違いによる不幸が存在する。

「やさしい人」からすると、この行為は負の感情をオフセットするある種の精神的なバランスを保つ正当な行為であるが、やられた側からすると「単なる悪意からくる攻撃」に過ぎないからだ。
しかも、この「やさしい人」が行う発言や嫌がらせは、普遍的に言い返せない類の攻撃であることが多い。非常にタチが悪い。

さて、ここまでこの「やさしい人」が行う悲しい行為の連鎖でしかない攻撃を受け、始めは戸惑ったものの以上のように分析したまではいいのだが、だからと言ってこの攻撃を受け続けるか?と言われるとまず俺はそのような行為を黙って許容するほど「やさしい人」ではない。

まして、「良い人というのは多くの場合その人の取って都合のいい人」という意味だと思っている俺のような人間からしてみれば、ひどく自己中心的な「やさしさ」に過ぎないように思うのだ。

考えてみてほしい。事の発端はその「やさしい人」が他人と対峙する勇気を持ち合わせていないがためだけに全力の憎しみのこもった攻撃を受けなければならないのである。はっきり言って悪意しか伝わってこない。

仮にその理由がわかったとして、はっきりと「こういう行為が嫌だ」と言われない限り、それと思われる行為全てを止めなければならず、「やさしい人」にとっては都合が良い結末を得られるだろうが、まるっきり妥協点も見つからない一方通行のコミュニケーションに終始してしまうからである。

ここまで不快感を前面に出して書き連ねてきたが、このような自己中心的な対応を取られた場合に俺が取る行動は非常に単純である。

全ての交渉を単純化し、感情の交わる余地を与えないことである。この手の「やさしい人」にとって、沈黙は苦痛以外の何物でもない。空白は疑惑しか産まないからである。

彼が以上のような行為を延々と続けるなら、この対応も長続きしないかもしれない。改善が見られない場合は男性でここまで「病理と呼ばれるやさしさ」に憑りつかれた人間も稀有なので精神的に分解して分析してみようと思う。

まあ、今日酒を飲む言い訳に過ぎないのだが。