た・・・・たけのこ?!
以前、
Youtubeのアフィリエイト基準更新:執行で紹介させていただいたが、我々のYoutubeチャンネルも収益化対象から一旦外された。そこで、登録者数1,000人になるのを2018年の夏ごろだと想定していたところ、まったく想定していないところで再生回数が急増し、あっという間に1,000人を超えて2か月で3,000人に手が届くところまで来た。
(本来はお客様に当たるため、登録者様、と記述すべきところだが、書いている本人も含め客観的にデータとして眺めることができる様、敬称を略させていただいております事、平にご容赦いただければ幸いです。私共のチャンネルに登録いただいている方には本当に感謝のし様もございません。)
そこから以下に書いている通り、きゅうりの時期が過ぎてからは予想通り低迷していたのだが、2019年の4月中旬頃からさらに急激な伸びを見せ始め、この記事を書いている段階で5000人を超えてしまった。
同時に収益化の再審査も無事通過し、2018年6月28日ぐらいから収益化されているので今回は「Youtubeチャンネル登録者数が1,000人」を超えたぐらいで起きたことを振り返って書いていこうと思う。
<内容>
Youtubeチャンネルで登録者数が1,000名を超えると何が起きるか?
<条件>
・カテゴリ:HowToとStyle (料理レシピ動画)
・動画投稿頻度:週1回:毎週金曜日日本時間11:00
・期間・動画本数:2015年9月頃より、動画本数2019年4月26日現在208本
<結果:推測含む>
・収益化対象再審査を5月8日に申請、6月28日時点で審査通過
・2018年5月8日から7月8日までの間で登録者は1,000人から2,746人と倍増以上の伸びを示している。
・1日の視聴回数がそれまでの平均の300~400回前後から再度8,000回弱程度まで伸び、特に閲覧の多い動画の無い冬から春にかけては平均して600回程度の視聴回数、最低で500回程度まで落ちた。その後、2019年の春になって再度タケノコの動画視聴が増加し、今に至る。
・収益額について詳細は記述できないが、一般に言われる1再生0.1円というのは指標としては全く役に立たない。Audience の違いもある可能性があるが、直近の収益化対象除外施策などを通じてYoutube 全体の収益率が大幅に改善している可能性を指摘できる。
・同じ内容をアップロードしている他のチャンネルの状況などと比較すると、アップロードの仕方やブランディングと言われるチャンネル自体の特色が、他の動画との関連付けやブラウジングへの露出に強く影響を与えている可能性が高いと思われる。 ⇒ 動画単体の話題性も当然影響があると思われるが、チャンネル全体を構成する動画の内容とその一貫性が関連性を強化していると考えられる。
・登録者1,000人を超えたぐらいの段階だと、これだけで生活するほどの収益は上がらない。
<前置き>
2019年4月に繰り返しの多いコンテンツということで、かなりのチャンネルの収益化が無効にされたというのがニュースになった。
おそらく5チャンネル(旧2チャンネル)の投稿の内容や、他の動画(英語などのコンテンツ)を翻訳してただスライドショー的に流すような動画が対象だったと思われるが、中にはその煽りを食ってなのか停止されたチャンネルもあるようである。(↓そのようなチャンネル:投稿者の方へ。もしこのブログでの紹介が不適切と思われる場合はご連絡下さい。)
我々の動画もそうだが、収益化ができることで「お金目的なのか?」ということが議論になることはある。しかし、動画の撮影や編集など、それなりの時間と労力がかかっているものを存続するにはどうしても金銭的な部分が問題となるため、収益化の対象から外されるのはチャンネルの存続自体を危うくしてしまうのは、上の動画の投稿主の方が言われている通りである。
(今回の内容とは一致しないかもしれないが、上記の動画ではバイクの画像が紹介されており、その部分が肖像権の問題を抱えているのではないかとも疑ったりもしている。)
今回収益化対象から外されたチャンネルの多くは、その内容を他のサイトなどから「まとめ」て動画としてアップロードしているものであると思われるため、そういう意味では著作権の問題から対象から外されるのは仕方がないのではないかと思う。
しかし、それでも動画の収益が生活資金となっていた人にとってはそれこそ死活問題なのではないかとも思う。
話は大幅に変わるものの、最近、ウチの母親が去年収穫した米を彼女の友達に送ってあげたという話を聞いた。
どうやら息子さんが支給されている年金を持っていってしまうため生活が困窮しているということなのだ。そういう俺自身も半分母親の年金が無ければ生活ができない時期があったため偉そうなことは全く言えないが、定期的な収入が無くなって、特に田舎で暮らすことになった場合お金を稼げないということはそれこそ死活問題なのだと思う。
最近では氷河期世代の引きこもりがクローズアップされ、地方創生と絡めて「人生再設計」などと政策を上げているが、どうせほとんどの金が全く意味のないところに消化されるだろうことは想像に難くない(一応言っておくが俺は左翼ではない。まともな野党がないということはこの国最大の不幸であろう)。
2019年7月現在の日本首相のお膝元である山口県は下関市で暮らしているが、現在の下関の市長も地方部の経済やUターン(Iターンか?どちらでもよいが)した人間の生活など全く視覚に入っていないかの如く中心街の箱ものに夢中のようだ。
下関市の国民健康保険の高さと、実際にUターンしてきた人間の困っていることについて、行政が全くと言っていいほど理解を示さない点において、下関はUターンの場所としてふさわしくない。
今いる角島が下関でなければ、できれば長門市に行ってしまいたいぐらいである。
阿部総理率いる自民党が上記のような政策を掲げているのに、お膝元の下関の行政がこのような状況であれば、下関の市長の懐に金が回っているのではないかと疑われても文句言えないのではないか?w
前置きが長くなったが、そういう意味で現役の氷河期世代である俺自身が生き残るために行っていることと、そこから得られた情報が他の同じような境遇の方のお役に立てるのであればこれほどの幸せはないと思っている。
<記事ここから>
タケノコの動画が急上昇した。動画を作成する時、「タケノコを冷凍保存」することになんの意味があるのか、息子の俺には全くわからなかったのだが、1週間に1本のペースを守ること以外、動画の内容については口を出さないようにしているためそのまま編集して出した動画である。
全く急上昇の要素を見つけることができなかったのはマーケティングの難しさというか、その分野の素質が欠落しているのだろうか orz
いずれにしてもどうやらこの動画が注目を浴びる原因というのが、「タケノコは通常、そのまま冷凍するとス(巣か?)がたつと言って中身がスカスカになる」ことだそうで、母がどこかから仕入れてきた「砂糖をまぶして冷凍するとスがたたない」という知識を紹介したところ、大量のタケノコの処分に困っていた主婦の方々が一気に閲覧した、ということらしい。
この期間のこの動画の視聴回数グラフは以下の通り。
単日、単一動画で視聴回数が8,000回を超えたのには正直驚かされた。
何故急にそれが起こったのか?当然投稿直後の動画は特に注目もされないし、投稿者が1,000人に満たないチャンネルで仮に検索ワードが視聴者の求めるものであっても上位に表示されることはないはずだ。
そこでこの動画のトラフィックソースを該当期間確認してみる。
ほぼ半々の割合でブラウジング機能と関連動画から来ていることがわかる。ブラウジング機能とは、ほとんどの場合Youtube を起動したときに表示される「おすすめ動画」などで表示されたものを指すらしい。
つまり、Youtube 側で「おすすめ」してくれたということのようだが、何故???( ゚Д゚)
そこで急激な伸びを見せる2018年5月6日以前のトラフィックソースを見てみると、
既にブラウジング機能からの再生が増え始めているが、ほとんどが関連動画から来ているのがわかる。どんな関連動画なのかを確認してみると、
個別の動画がどんなものか別にして、どうやらタケノコというキーワードのある動画の関連動画にひっかかったらしい。これだけ見ると特定の動画から来ているようにも見えるが、さらに詳細を確認すると、
一つ一つの関連動画のインパクトはかなり小さく、かなり広範囲の動画の関連動画として表示されていたようだ。上位5件の動画の全体に対する割合がかなり小さいことがわかる。つまり、タケノコ関連の動画に興味があってみていた人が、関連動画の(ひょっとしたら上位に)表示されていた「冷凍保存」というフレーズに興味を持って見てくれたらしいことがわかる。
<<余談:低評価ボタンについて>>
ここまで見てきて少し疑問に思うのが、「高評価・低評価」というボタンの影響である。
最近になって他の料理動画を見ることが多くなったのだが、他の一般的な動画に比べて「低評価」の数があまりにも多いことに気づいた。
日本人の「味」へのこだわりの高さも手伝っているところは多いだろうし、仮に、Youtube の通知で表示された動画が我々のような素人チックなものだったら、不快に思って「低評価」を押しても仕方がないと思う。その場合はYoutube のロジックに「これは私の見たいものではないよ」と教えてあげるのは有意義なことだろう。我々のような素人の動画が御目に触れて申し訳ございません、と言うべきだ。
他の原因としては「いや、もうちょっとクオリティ上げるべきだろ?!」という意味の低評価もあるだろう。はい、すみません、動画を主に取っているのは70歳のおばあちゃんで、これでも必死なんです。1分間背中しか見えない場面とか動画にしちゃってすみません m(_ _)m
しかしである、仮にこの低評価が同業者、つまり同じような料理の動画を上げていて、同業者をこき下ろすために行ったことだとすると、かなり注意が必要な行為なのではないかと思わせる。特に料理の動画はとっつきやすさもあって色んな人が動画を上げている分野でもあるのでかなりの数の同業者がいると思われる(実際いるし)が、その方々が低評価をつけている場合も十分考えられる(被害妄想かもしれないがw)。
この場合、「低評価」を押した瞬間にYoutube のロジックに「うちのチャンネルの動画はこの動画との関連性は低いよ」と教えているようなものだと思われるからだ。
前回、登録者が100人を超えた時に出した記事「
Youtubeチャンネル登録者数が100人超えて起きていること」にも書いたが、関連動画に表示されること以外でスタートアップ直後や伸び悩んでいるチャンネルが脚光を浴びる方法はかなり限られていると思われる。
それこそ恐ろしい数の動画がアップロードされている中、注目を浴びるような動画を録るのは大変なことである。Youtube 運営側から見てみても、手作業でお勧めすべき動画を探すことは不可能だと思われる。そのため、ある動画が脚光を浴びるにはまず、関連動画に表示され、高い確率で視聴される行為が統計的有意差のあるレベルで繰り返される必要があるのではないか。
こうやって考えた場合、「低評価ボタン」を押すと言う行為は自身のチャンネルを持つ場合に限り「低評価ボタン」を押した動画との関連性を断ち切り、その動画に自分の動画が表示される機会を失っている可能性があると考える。
運よくここにたどり着いた動画チャンネル所有者の方には、似たような動画を見た場合は「低評価」ではなく、「高評価」を押した方が身のためではないかと提言してみる。
<<余談ここまで>>
次に、関連動画に表示され、運よく視聴者に見てもらえて高評価が得られるなりの動向が統計的にYoutube の何らかのロジックをトリガを引いた場合、この動画で言うと5月7日以降の状況を見ていきたいと思う。
トラフィックソースの中ではブラウジング機能が65%近くとなっており、視聴回数がピークになった5月8日も含めてほとんどがトップページに表示された「Youtube がお勧めする動画」として表示したものとなっている。
下の画像からもわかる通り、トップページに表示されたものがほとんどである。
つまり、関連動画へ露出され、閲覧された動画の中でおそらくは「インプレッション(露出)に対するコンバージョン率(実際にクリックされた割合)」が高いと判定された動画は次に、主に視聴者のトップページに表示されてさらに露出が増えるということになりそうである。
同じ時期に登録者1000人を超えたことは、ブラウジング機能に対するインプレッションを押し上げる効果があったように思われる。
以下の画像は登録者100人を超えたタイミングで視聴回数が急増した「長期保存!キュウリの醤油漬け」という動画の、その時期(2019年7月19日から9月30日)のトラフィックソースである。
ブラウジング機能からの流入は12%程度となっており、やはりチャンネル成長初期の段階では、ほぼ関連動画のみが流入元になるのだと思われる。
逆に、登録者が1000人を超えたチャンネルは、おそらくブラウジング機能への露出が増える特典というか、判定されやすいロジックが存在するのではないかと予想される。
以上、余談の方が長すぎて解析については少し手薄になるかもしれないが、結論としてYoutube 動画は継続的なアップロードと他のチャンネルとの関連付けの強化によって露出がまず増え、登録者数が1,000人を超えた段階で、他のチャンネル(登録者数が1,000人に満たないチャンネル)と露出が差別化されるようになると推測できる。