Part. 1 はこちら
Part. 2 はこちら
前回までに中国自動車道という山の中の道に夜中に入ってしまったことを書いた。今は、高速道路という戻ることの許されない道をバイク行軍の最中である。
夜に入っての急速な温度降下で止まれるパーキングエリアには全て止まりながら進んでいたところ、加西パーキングエリアというところで大変な事実に気がついてしまったのだ。
まずは当初の予定の道順を見てもらいたい。
米子西を目的地にしたのは地図上で一番ホテルの価格が安そうだったからだ。米子自動車道を抜ける道である。地図は当然二次元であり、高低差などへの配慮など引っ越しの準備で忙しかった俺には毛頭なかった。
しかしである。加西パーキングエリアで、地図を見てまずある地名に気がついた。
大山って・・・あの中国地方確か唯一とか記憶しているスキー場の大山のことか?( ゚Д゚)
そしてパーキングエリアの路線図でさらに絶望的な語句が目に飛び込んでくる。
「スノータイヤ着用規制」
いやいや、11月に中国地方で雪ってどうゆうことだっ( ゚Д゚)
そもそも今回の道順は上越を通るつもりだったが、母ちゃんからの事前情報で雪が降るから止めて置けと言われて泣く泣くなんの面白みもない東名高速を選んだのだ。
上越地方で雪が降り始める時期だというのに中国地方で積雪だと・・・?
しかし規制と書かれていてはどうしようもない。チェックしているとも思えないが車ならともかくバイクでスリップは文字通り命取りである。
おとなしく岡山に順路を変えてホテルは無理にしてもインターネットカフェなどで夜を明かすか・・・と弱気になっていたところ、鳥取道という道に気がついた。
確かパーキングエリアでも直線で描かれていて、山越えを表しているように見える曲がった線で描かれている米子自動車道よりも印象的に平坦にも見えるし、距離も短く見える。何よりも地名に「山」という文字が入っていないことも好感度をアップさせている。
よし、この道を行こう。
しかしパーキングエリアで毎回止まるごとに人の数は減り、中で寝ているであろうトラックばかりとなっている。寒さも厳しくなる中パーキングエリアで泊まろうかと何度も思い悩みながら最後のパーキングエリアである揖保川サービスエリアで15分程体を温めて佐用JCTから鳥取道に入った、瞬間に今までよりも一層暗く、車も通っていない道になった。
そして戻ることのできない行軍はさらに絶望的な状況へと展開していくのである。
つづく。
2017年12月9日土曜日
2017年12月8日金曜日
何もしないをやってみる Part. 2
前回の記事(Part.1)はこちら
前回の記事では間違って伊勢神宮に行って、引き返すところまでを書いた。
目下の目標は何とか今日泊まれるところをできれば安い額で探すことである。
とは言えマツサカ牛を生み出す土地柄付近である。バイクで走りながら見る限りそのような宿泊が可能な気の利いた施設は見当たらない。
魔女の宅急便のように牛のごはんの上で寝るというのはファンタジーの世界である。一生に一度やってみたくは、ある。
次の分岐点は間違って通り越した亀山JCTから草津方面か、名古屋方面に戻る道である。時間的に名古屋に戻って宿を探した方が土地勘もあるので良いかもしれないと思ったが、性格的に来た道を引き返すのはプライドが許さない。
伊勢神宮は神様に呼ばれてお伺いしたのだっ( ゚Д゚)
草津方面に周りの街並みに注意しながら進む・・・ いや、山越えのルートである。町などほとんど見当たらない道がしばらく続く。
草津のサービスエリアに着いたのは確か8時前ぐらいだっただろうか。もう宿探しはタイムリミットに近いはずだ。多少高くても泊まった方が良いとしか思えない。
考えれば草津は温泉だ。携帯なんかで探せばすぐに見つかるかもしれない。
ここで携帯電話が生きているのは幸いである。恐る恐るエアプレーンモード(電池節約のためにネットワーク回線や電話回線を切ると電池の持ちが大きく変わる。かつて山の中で滞在して一晩で電池切れを起こしてから経験的に行っていることである。)を解除して付近の地図を探すことにした。
解除して・・・すぐに携帯電話の電源が落ちた。
この時もっていた携帯電話は一旦電源が切れると充電しないと起動することができなくなるという症状を持っていた。すぐにサービスエリア内で乾電池で充電できる充電器を購入してみた。
接続して起動・・・・だめだ・・・電圧が弱すぎるらしい。一旦充電器をつなげたまま走るしかない。時間を消費すればするだけホテルを探せる確率が低くなる。急がねばならない。
茨木というところのサービスエリアで止まって携帯を起動・・・ 頼むっ( ゚Д゚)
起動したっ(*´▽`*)
最近知り合いになった人からテキストメッセージが来た。テキストメッセージが送られてくるのはその人しかいないからわかった。
テキストメッセージの着信がサービスエリア内で鳴り響く。
鳴り響いて・・・すぐに再び携帯電話の電源が切れた (ノД`)・゜・。
ここですぐにあきらめて大阪で宿泊するところを探せばよかったのかもしれない。が、若い時分に京都で嫌な思いをしてからというもの、この地方に苦手意識を持ってしまっている俺にとってはかなり敷居の高い決断だった。後に続く行軍をこの時知っていればすぐにあきらめただろうが、この時はこの先のどこかに俺のことを温かく迎えてくれる街があると思っていた。この時すでに日没と共に気温は急速に下がり、バイクで走るのが多少辛く感じてきていた。
吹田JCTを過ぎ、予定通り中国自動車道経由で米子自動車道への道のどこかにある街を求めて走り続ける。。。
宝塚、神戸と高速道路からの街並みを見ながら進む・・・何かがおかしい・・・
社パーキングエリアだったと思う。ここで遠い記憶が蘇り、エリア内にある道路路線図を眺めて大変なことに気づく。中国地方には「中国自動車道」と「山陽自動車道」があり、山陽自動車道は割り合い都市に近いところに沿って走るが、中国自動車道は山の中を突っ切って走っているのである。
外に出て寒気なのか動揺なのかわからない震えを抑えるためにタバコを吸いながらこのままの道を継続するとこの先宿泊先を探すのは絶望的であることを煙と共に腹に飲み込む。この時点で既に21時半ぐらいだったと思う。もう先に進むしか選択肢は無くなっていた。少なくとも引き返すという勇気ある撤退ができる性格をしていれば良かったのだろうが、幸か不幸かまだ走れないと思える程寒くなく、山陽から山陰に抜ける道がただの平坦な道だと思っていた俺には夜を徹して走ることが可能に思えた。
山の中の道をひた走る。気温が進む距離を重ねる毎に低くなっていく。中国自動車道は道路沿いの灯りなどほとんどない。前後に走ってくれるような車も時折にしかいない。
皮のライダースジャケットの上に着ている漁師用の防寒カッパを冷たい風が侵食していく。長く走れば走るほど前のパーキングエリアで蓄えた体温をまるで布に水が浸透していくかのように奪っていく。
とりあえず寒いので道沿いにあるパーキングエリアには全て止まりながら先に進む。そして加西パーキングエリアで大変な情報に気づいたのである。。。
つづく。
前回の記事では間違って伊勢神宮に行って、引き返すところまでを書いた。
目下の目標は何とか今日泊まれるところをできれば安い額で探すことである。
とは言えマツサカ牛を生み出す土地柄付近である。バイクで走りながら見る限りそのような宿泊が可能な気の利いた施設は見当たらない。
魔女の宅急便のように牛のごはんの上で寝るというのはファンタジーの世界である。一生に一度やってみたくは、ある。
次の分岐点は間違って通り越した亀山JCTから草津方面か、名古屋方面に戻る道である。時間的に名古屋に戻って宿を探した方が土地勘もあるので良いかもしれないと思ったが、性格的に来た道を引き返すのはプライドが許さない。
伊勢神宮は神様に呼ばれてお伺いしたのだっ( ゚Д゚)
草津方面に周りの街並みに注意しながら進む・・・ いや、山越えのルートである。町などほとんど見当たらない道がしばらく続く。
草津のサービスエリアに着いたのは確か8時前ぐらいだっただろうか。もう宿探しはタイムリミットに近いはずだ。多少高くても泊まった方が良いとしか思えない。
考えれば草津は温泉だ。携帯なんかで探せばすぐに見つかるかもしれない。
ここで携帯電話が生きているのは幸いである。恐る恐るエアプレーンモード(電池節約のためにネットワーク回線や電話回線を切ると電池の持ちが大きく変わる。かつて山の中で滞在して一晩で電池切れを起こしてから経験的に行っていることである。)を解除して付近の地図を探すことにした。
解除して・・・すぐに携帯電話の電源が落ちた。
この時もっていた携帯電話は一旦電源が切れると充電しないと起動することができなくなるという症状を持っていた。すぐにサービスエリア内で乾電池で充電できる充電器を購入してみた。
接続して起動・・・・だめだ・・・電圧が弱すぎるらしい。一旦充電器をつなげたまま走るしかない。時間を消費すればするだけホテルを探せる確率が低くなる。急がねばならない。
茨木というところのサービスエリアで止まって携帯を起動・・・ 頼むっ( ゚Д゚)
起動したっ(*´▽`*)
最近知り合いになった人からテキストメッセージが来た。テキストメッセージが送られてくるのはその人しかいないからわかった。
テキストメッセージの着信がサービスエリア内で鳴り響く。
鳴り響いて・・・すぐに再び携帯電話の電源が切れた (ノД`)・゜・。
ここですぐにあきらめて大阪で宿泊するところを探せばよかったのかもしれない。が、若い時分に京都で嫌な思いをしてからというもの、この地方に苦手意識を持ってしまっている俺にとってはかなり敷居の高い決断だった。後に続く行軍をこの時知っていればすぐにあきらめただろうが、この時はこの先のどこかに俺のことを温かく迎えてくれる街があると思っていた。この時すでに日没と共に気温は急速に下がり、バイクで走るのが多少辛く感じてきていた。
吹田JCTを過ぎ、予定通り中国自動車道経由で米子自動車道への道のどこかにある街を求めて走り続ける。。。
宝塚、神戸と高速道路からの街並みを見ながら進む・・・何かがおかしい・・・
社パーキングエリアだったと思う。ここで遠い記憶が蘇り、エリア内にある道路路線図を眺めて大変なことに気づく。中国地方には「中国自動車道」と「山陽自動車道」があり、山陽自動車道は割り合い都市に近いところに沿って走るが、中国自動車道は山の中を突っ切って走っているのである。
外に出て寒気なのか動揺なのかわからない震えを抑えるためにタバコを吸いながらこのままの道を継続するとこの先宿泊先を探すのは絶望的であることを煙と共に腹に飲み込む。この時点で既に21時半ぐらいだったと思う。もう先に進むしか選択肢は無くなっていた。少なくとも引き返すという勇気ある撤退ができる性格をしていれば良かったのだろうが、幸か不幸かまだ走れないと思える程寒くなく、山陽から山陰に抜ける道がただの平坦な道だと思っていた俺には夜を徹して走ることが可能に思えた。
山の中の道をひた走る。気温が進む距離を重ねる毎に低くなっていく。中国自動車道は道路沿いの灯りなどほとんどない。前後に走ってくれるような車も時折にしかいない。
皮のライダースジャケットの上に着ている漁師用の防寒カッパを冷たい風が侵食していく。長く走れば走るほど前のパーキングエリアで蓄えた体温をまるで布に水が浸透していくかのように奪っていく。
とりあえず寒いので道沿いにあるパーキングエリアには全て止まりながら先に進む。そして加西パーキングエリアで大変な情報に気づいたのである。。。
つづく。
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プロジェクト「おれんち」
2017年12月7日木曜日
何もしないをやってみる Part. 1
言葉を置き換えると「ぷーさん」になってみたということである。
細かいことは追々記事にする機会があるかもしれないが、とりあえず東京での派遣の仕事を辞めて、実家である山口県に引き上げてきた。
これからは無謀にもFXを主な生活の糧を得る手段としていこうと考えている。
こちらにバイクで帰ってきたのは11月21日になるので、二週間以上の間こちらに居て、ブログの更新もできないでいた。12月5日からFX取引を稼働させていて、とてもそのような余裕がなかったからである。
今は大工の従弟の作業場兼事務所に借りた机に座ってこの記事を書いている。親子二代のこの事務所に俺のPCを置ける場所がなかったので、従弟が半日かけて机を作ってくれた。
作業場に作っている事務所なので、開始当初は寒くてどうしようもなかったが、これも従弟がハロゲンヒーターを貸してくれて、今日までにずいぶん快適な環境になってきた。
しかし東京を11月20日に出て、バイクで山口県に帰ってくるまでの道のりは予想をはるかに上回る激しさではあった。
出発前にいくつか懸念事項があるにはあった。まず、携帯電話が不調で急に電源が落ちるなどの問題に見舞われていたこと、そして、バイクを走らせていると硫黄のような匂いがしていたことである。
もっともバイクの硫黄のような匂いについては一月前から発生していて、上野のバイク屋さんで整備してもらった後だったのでそれほど心配は要らないだろうと考えていた。
首都高速に乗って東名に入り、事前に調べて紙にも携帯電話にも保存しておいた道筋に沿って初日は大阪を過ぎたぐらいでビジネスホテルなどに泊まろっかなぁー、みたいなざっくりとした予定だった。
まー、ぷーさんである。予定など立てないぐらいがちょうどいい。
ずいぶん前にOB戦で静岡までバイクで行ったのだが、そこから先は未知の道。新東名自動車道なるものができていて少し驚かされたり、試験区間で110km/hで走っていい区域があるなど旅ならではの驚きを楽しみつつ、かつてシステムの導入で死ぬ思いをした名古屋を順調に通りすぎ、夕方ぐらいには伊勢湾岸自動車道などという地名を聞いたことぐらいしか記憶のない場所までついた。
このままいけば大阪を18時ぐらいに通りすぎ、神戸あたりでホテル探しができるだろう・・・「順調順調♪」と快適に冬の昼間のバイク旅を楽しんでいたのだが・・・
今、携帯電話用に保存していた道順を見てみると以下のようになっている。
事前に携帯電話に懸念があったため、手書きでも見れるようにしておいた。その紙を見ながら順路を確認しつつ、分岐の前には必ずサービスエリアに止まって確認しながら進んでいたのだが、バイク旅の怖いところはこの当たりを暗記して行かないと高速道路上で止まることができないところにある。
あまり携帯電話を見ると電源が落ちてしまうが、この時は一応確認して暗記したものと記憶している。
が、四日市JCTを超え、次は「名神高速道路(大津支線)」だ、と間違った記憶を元に先に進んでしまったのである。
亀山JCTで新名神高速道路に乗るべきところを直進してしまい、道がだんだん牛の匂いのする対向2車線になったあたりから「何かがおかしい」と思い始め、松坂牛(「まつざか」ではなく「まつさか」だという無駄な知識がここで身に付いた)で「え?もう神戸?」などという中学高校でまったく社会を勉強しなかったことが悔やまれる事態に陥り・・・
最後のパーキングエリアという多気パーキングエリアに入ってみたところ「伊勢神宮」が目の前だったのだ。
この時点で伊勢湾から大阪に向かうべきところを湾岸沿いに走って、運命の何かに吸い寄せられるかのように伊勢神宮に向かってしまったのである。時刻は確か17時頃だったと記憶している。
多気パーキングエリアでまずは携帯電話を使う危険を冒してかあちゃんに電話した。何しろ俺がバイクで旅立っていることを一番心配していると思われたからだ。
「かあちゃん、間違って伊勢神宮に来てしまった。ここらで適当に泊まるところを探すことにする。心配するな。」
携帯電話の電源はまだ生きている。とりあえず一番近い伊勢神宮に向かって走ることにした。
とは言え人生でまた来るとも思えない伊勢神宮である。ちょっと立ち寄ってみた。。。時間もそこまで取れない可能性があるので伊勢神宮という標識を頼りに駐車場まで来て見たところが「豊川茜稲荷神社」という神社だった。
伊勢神宮に来て全く違う名前の稲荷神社に参るというのは一体・・・
しかし今、改めて検索してみたところ、豊川茜稲荷神社という神社さんはWikipedia情報によると「漁師の信仰が篤い」場所らしい。やっぱり何かに引き寄せられたのだろうか。
もう暗かったので迷惑にならないように鳥居の外側から旅の無事とこれからの人生の幸が多いことを祈願してすぐに来た道を引き返す。とりあえず周りを見ながら走ったところによるとホテルらしきものは見当たらない。
念のためガソリンスタンドによってホテルの有無を確認したところやはりホテルらしきものは思い当たらないとスタンドの兄ちゃん談。
「仕方ない・・・来た道を引き返すか・・・」
ここまでがこのバイク旅の序章に過ぎないということが、この時の俺には想像もできなかったのである。
つづく
細かいことは追々記事にする機会があるかもしれないが、とりあえず東京での派遣の仕事を辞めて、実家である山口県に引き上げてきた。
これからは無謀にもFXを主な生活の糧を得る手段としていこうと考えている。
こちらにバイクで帰ってきたのは11月21日になるので、二週間以上の間こちらに居て、ブログの更新もできないでいた。12月5日からFX取引を稼働させていて、とてもそのような余裕がなかったからである。
今は大工の従弟の作業場兼事務所に借りた机に座ってこの記事を書いている。親子二代のこの事務所に俺のPCを置ける場所がなかったので、従弟が半日かけて机を作ってくれた。
作業場に作っている事務所なので、開始当初は寒くてどうしようもなかったが、これも従弟がハロゲンヒーターを貸してくれて、今日までにずいぶん快適な環境になってきた。
しかし東京を11月20日に出て、バイクで山口県に帰ってくるまでの道のりは予想をはるかに上回る激しさではあった。
出発前にいくつか懸念事項があるにはあった。まず、携帯電話が不調で急に電源が落ちるなどの問題に見舞われていたこと、そして、バイクを走らせていると硫黄のような匂いがしていたことである。
もっともバイクの硫黄のような匂いについては一月前から発生していて、上野のバイク屋さんで整備してもらった後だったのでそれほど心配は要らないだろうと考えていた。
首都高速に乗って東名に入り、事前に調べて紙にも携帯電話にも保存しておいた道筋に沿って初日は大阪を過ぎたぐらいでビジネスホテルなどに泊まろっかなぁー、みたいなざっくりとした予定だった。
まー、ぷーさんである。予定など立てないぐらいがちょうどいい。
ずいぶん前にOB戦で静岡までバイクで行ったのだが、そこから先は未知の道。新東名自動車道なるものができていて少し驚かされたり、試験区間で110km/hで走っていい区域があるなど旅ならではの驚きを楽しみつつ、かつてシステムの導入で死ぬ思いをした名古屋を順調に通りすぎ、夕方ぐらいには伊勢湾岸自動車道などという地名を聞いたことぐらいしか記憶のない場所までついた。
このままいけば大阪を18時ぐらいに通りすぎ、神戸あたりでホテル探しができるだろう・・・「順調順調♪」と快適に冬の昼間のバイク旅を楽しんでいたのだが・・・
今、携帯電話用に保存していた道順を見てみると以下のようになっている。
事前に携帯電話に懸念があったため、手書きでも見れるようにしておいた。その紙を見ながら順路を確認しつつ、分岐の前には必ずサービスエリアに止まって確認しながら進んでいたのだが、バイク旅の怖いところはこの当たりを暗記して行かないと高速道路上で止まることができないところにある。
あまり携帯電話を見ると電源が落ちてしまうが、この時は一応確認して暗記したものと記憶している。
が、四日市JCTを超え、次は「名神高速道路(大津支線)」だ、と間違った記憶を元に先に進んでしまったのである。
亀山JCTで新名神高速道路に乗るべきところを直進してしまい、道がだんだん牛の匂いのする対向2車線になったあたりから「何かがおかしい」と思い始め、松坂牛(「まつざか」ではなく「まつさか」だという無駄な知識がここで身に付いた)で「え?もう神戸?」などという中学高校でまったく社会を勉強しなかったことが悔やまれる事態に陥り・・・
最後のパーキングエリアという多気パーキングエリアに入ってみたところ「伊勢神宮」が目の前だったのだ。
この時点で伊勢湾から大阪に向かうべきところを湾岸沿いに走って、運命の何かに吸い寄せられるかのように伊勢神宮に向かってしまったのである。時刻は確か17時頃だったと記憶している。
多気パーキングエリアでまずは携帯電話を使う危険を冒してかあちゃんに電話した。何しろ俺がバイクで旅立っていることを一番心配していると思われたからだ。
「かあちゃん、間違って伊勢神宮に来てしまった。ここらで適当に泊まるところを探すことにする。心配するな。」
携帯電話の電源はまだ生きている。とりあえず一番近い伊勢神宮に向かって走ることにした。
とは言え人生でまた来るとも思えない伊勢神宮である。ちょっと立ち寄ってみた。。。時間もそこまで取れない可能性があるので伊勢神宮という標識を頼りに駐車場まで来て見たところが「豊川茜稲荷神社」という神社だった。
伊勢神宮に来て全く違う名前の稲荷神社に参るというのは一体・・・
しかし今、改めて検索してみたところ、豊川茜稲荷神社という神社さんはWikipedia情報によると「漁師の信仰が篤い」場所らしい。やっぱり何かに引き寄せられたのだろうか。
もう暗かったので迷惑にならないように鳥居の外側から旅の無事とこれからの人生の幸が多いことを祈願してすぐに来た道を引き返す。とりあえず周りを見ながら走ったところによるとホテルらしきものは見当たらない。
念のためガソリンスタンドによってホテルの有無を確認したところやはりホテルらしきものは思い当たらないとスタンドの兄ちゃん談。
「仕方ない・・・来た道を引き返すか・・・」
ここまでがこのバイク旅の序章に過ぎないということが、この時の俺には想像もできなかったのである。
つづく
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プロジェクト「おれんち」
2017年8月21日月曜日
What is happening after reaching 100 subscribers on our Youtube channel
Well, cucumbers happened...
(日本語のページはこちら)
I wrote in the other article that my mother and I started uploading recipe videos every week since 2015.
And, after reaching 100 subscribers on the channel on July 10th 2017, we are experiencing rather steep increase in the number of subscribers and views, so I thought this kind of information may be useful for people who are also uploading videos on Youtube and who have not yet reached 100 subscribers.
- Objective
To try to explain what happens when Youtube subscribers reach 100.
- Precondition
1. Category: How to and Style (recipe videos)
2. Frequency: once a week: 1100 JST on every Friday
3. Duration: Since September 2015, 117 uploads as of August 2017
- Result: Conjecture
Exposure in related videos increases.
As a result
1. The video uploaded on July 21st received 54,238 views as of August 13th 2017.
2. The channel subscribers increased to 435 as of August 13th 2017.
3. Last 48-hour channel views went up to more than 10,000 from about 100, and decreased to 4,000 as of August 13th 2017 (We think it is because it was the season for cucumbers).
- This article starts from here
I mentioned what my mother and I have been doing in "Days at home 1", my mother became all by herself at our house in a small island, where she doesn't have any relative when my father passed away in 2015.
I live in Tokyo, where 500 km away from the island, and I tried to figure out the way to talk with her periodically. But as you all probably know, even the closest relatives do not have so much to talk in common and sometimes it could be painful if you don't have something to talk about.
So I convinced her to buy PC parts and I assembled one, and we started to upload videos once a week since then.
(By the way, my brother calls her up every morning and evening, and I am impressed by that they could continue doing that even they have nothing to talk about with that frequency.)
The article I made a link above mentioned our channel because it was the 100th video, but it's about 2 years as of August 2017 since we started to upload videos periodically.
Since then, we struggled to come up with the ideas and to edit videos in several ways, and we came up with the aim of our channel to be:
1. to preserve recipes that are unique around our hometown.
2. to introduce unique recipes in Japan to abroad.
My mother's purpose I heard from her was:
To Japanese audience, she wants to help mothers who work and raise their children just like when she used to be a nurse and our mother of my older brother and me.
To audience outside of Japan, she wants to give some sort of ideas to ease hunger all over the world with unique Japanese recipes, that let Japanese people survive over so many years with scarce resources.
So, she keeps her studies and researches with the enthusiasm above, I guess. By the way, I really appreciate Youtube which gave us the opportunity to introduce these recipes.
Anyways, let us go back to the topic: so what actually happened when we reached 100 subscribers? The result could be graphically shown in a diagram below: The views of the above video increased drastically.
But it is weird that only the video uploaded on July 21st was skyrocketted although videos on July 14th and 28th have the same topic "cucumbers preservation" (we chose cucumbers around this period simply because her field generates so many cucumbers in this time of the year).
The diagram below shows the traffic source of our channel, and as opposed to my expectation, the large portion of the source comes from "related videos", not "Youtube search".
So, we could probably conclude that the actual change right after reaching 100 subscribers was the increase in the exposure to related videos on the right of other videos.
Then, why did only the video on July 21st increase so radically even though the others around the same period had the same topic? The graph below shows the number of views on other videos (excluding the 21st one), we could see the slight increase in views on the video that we uploaded in the last year since the end of June, and the traffic started to come largely from related videos since then. So we could guess that the exposure to the related videos actually started around that time period.
Also, the views almost doubled after July 10th, suggesting the exposure to related videos was strengthened after hitting 100 subscribers.
Therefore, we could also guess that the cucumbers videos probably exposed on the last year's one, and that in turn increased the views on July 21st one.
But, there is still one question left unanswered: why did the only one video experience the rapid increase even though all the other videos in July also related to cucumbers?
When we closely look into the names and the released dates of the videos, we may be able to guess what happened (I tried to translate exactly what Japanese names suggest in the below examples).
2016/08/26 きゅうりの甘酢醤油漬け (Cucumber pickled with sweet vinegar and soy sauce)
2017/07/07 簡単!きゅうりの焼酎漬け (Easy! Cucumber pickled with shochu)
2017/07/14 夏野菜(きゅうりなど)の甘口寿司酢漬け (Summer vegetables including cucumbers pickled with sweet Sushi-vinegar)
2017/07/21 長期保存!キュウリの醤油漬け (Lasts so long! Cucumber pickled with soy sauce)
2017/07/28 きゅうりのカラシ漬け (Cucumber pickled with mustard)
The video on July 7th probably didn't receive so many views just because the channel had not reached 100 subscribers.
On July 14th, I intentionally placed the word "cucumber" near the top (left) but it stated "summer vegetables" so people who wanted to use cucumbers probably hesitated to click on the video.
And then, on July 21st, I was wondering "Last so long" (literally meaning "long preservation") may be too catchy, but I named it that way anyways:
The July 21st one was exposed nearly on the top on the last year's one (probably because it was the most recent upload).
↓
People who watched the last year's one also watched the July 21st one with high probability.
↓
As a result, this video experienced the steep increase in views that was abnormal enough to catch Youtube's algorism to set it to highly related to other channels' videos.
↓
The July 21st one was exposed on nearly the top of related videos in the videos of other channels, and in turn, it gained more views.
So my guess is like this. When we reached 100 subscribers and Youtube's algorism pushed our videos to slightly higher position on related videos, and we were lucky to name the video that was catchy enough to get users to click on it, and the rapid increase in views furthermore made the relations with other cucumber or pickles videos stronger.
We were probably also lucky in that the word "cucumber" was perhaps the high volume query in this period of the year because we normally have a bumper crop of cucumbers in July and August.
From the assumptions above, we may be able to conclude that things we may want to work on before getting 100 subscribers on Youtube would be:
1. To make videos that are intended to be exposed on "related videos" of other similar videos.
2. To make names and thumbnails that would be attractive to the viewers of other related videos.
As so many other people suggest, the result we got this time was also from that 1. we kept uploading videos in the same topic and 2. we kept the frequency (once a week) for so long. I think these are the essential part of the increase in views and subscribers.
I also think that the number in views would decrease after a bit while and all we got from this increase was a little bit of money. But we think it is worthwhile to keep trying.
You wonder why?
It was just cucumbers that happened. Thank you for reading this far!
(日本語のページはこちら)
I wrote in the other article that my mother and I started uploading recipe videos every week since 2015.
And, after reaching 100 subscribers on the channel on July 10th 2017, we are experiencing rather steep increase in the number of subscribers and views, so I thought this kind of information may be useful for people who are also uploading videos on Youtube and who have not yet reached 100 subscribers.
- Objective
To try to explain what happens when Youtube subscribers reach 100.
- Precondition
1. Category: How to and Style (recipe videos)
2. Frequency: once a week: 1100 JST on every Friday
3. Duration: Since September 2015, 117 uploads as of August 2017
- Result: Conjecture
Exposure in related videos increases.
As a result
1. The video uploaded on July 21st received 54,238 views as of August 13th 2017.
2. The channel subscribers increased to 435 as of August 13th 2017.
3. Last 48-hour channel views went up to more than 10,000 from about 100, and decreased to 4,000 as of August 13th 2017 (We think it is because it was the season for cucumbers).
- This article starts from here
I mentioned what my mother and I have been doing in "Days at home 1", my mother became all by herself at our house in a small island, where she doesn't have any relative when my father passed away in 2015.
I live in Tokyo, where 500 km away from the island, and I tried to figure out the way to talk with her periodically. But as you all probably know, even the closest relatives do not have so much to talk in common and sometimes it could be painful if you don't have something to talk about.
So I convinced her to buy PC parts and I assembled one, and we started to upload videos once a week since then.
(By the way, my brother calls her up every morning and evening, and I am impressed by that they could continue doing that even they have nothing to talk about with that frequency.)
The article I made a link above mentioned our channel because it was the 100th video, but it's about 2 years as of August 2017 since we started to upload videos periodically.
Since then, we struggled to come up with the ideas and to edit videos in several ways, and we came up with the aim of our channel to be:
1. to preserve recipes that are unique around our hometown.
2. to introduce unique recipes in Japan to abroad.
My mother's purpose I heard from her was:
To Japanese audience, she wants to help mothers who work and raise their children just like when she used to be a nurse and our mother of my older brother and me.
To audience outside of Japan, she wants to give some sort of ideas to ease hunger all over the world with unique Japanese recipes, that let Japanese people survive over so many years with scarce resources.
So, she keeps her studies and researches with the enthusiasm above, I guess. By the way, I really appreciate Youtube which gave us the opportunity to introduce these recipes.
Anyways, let us go back to the topic: so what actually happened when we reached 100 subscribers? The result could be graphically shown in a diagram below: The views of the above video increased drastically.
But it is weird that only the video uploaded on July 21st was skyrocketted although videos on July 14th and 28th have the same topic "cucumbers preservation" (we chose cucumbers around this period simply because her field generates so many cucumbers in this time of the year).
The diagram below shows the traffic source of our channel, and as opposed to my expectation, the large portion of the source comes from "related videos", not "Youtube search".
So, we could probably conclude that the actual change right after reaching 100 subscribers was the increase in the exposure to related videos on the right of other videos.
Then, why did only the video on July 21st increase so radically even though the others around the same period had the same topic? The graph below shows the number of views on other videos (excluding the 21st one), we could see the slight increase in views on the video that we uploaded in the last year since the end of June, and the traffic started to come largely from related videos since then. So we could guess that the exposure to the related videos actually started around that time period.
Also, the views almost doubled after July 10th, suggesting the exposure to related videos was strengthened after hitting 100 subscribers.
Therefore, we could also guess that the cucumbers videos probably exposed on the last year's one, and that in turn increased the views on July 21st one.
But, there is still one question left unanswered: why did the only one video experience the rapid increase even though all the other videos in July also related to cucumbers?
When we closely look into the names and the released dates of the videos, we may be able to guess what happened (I tried to translate exactly what Japanese names suggest in the below examples).
2016/08/26 きゅうりの甘酢醤油漬け (Cucumber pickled with sweet vinegar and soy sauce)
2017/07/07 簡単!きゅうりの焼酎漬け (Easy! Cucumber pickled with shochu)
2017/07/14 夏野菜(きゅうりなど)の甘口寿司酢漬け (Summer vegetables including cucumbers pickled with sweet Sushi-vinegar)
2017/07/21 長期保存!キュウリの醤油漬け (Lasts so long! Cucumber pickled with soy sauce)
2017/07/28 きゅうりのカラシ漬け (Cucumber pickled with mustard)
The video on July 7th probably didn't receive so many views just because the channel had not reached 100 subscribers.
On July 14th, I intentionally placed the word "cucumber" near the top (left) but it stated "summer vegetables" so people who wanted to use cucumbers probably hesitated to click on the video.
And then, on July 21st, I was wondering "Last so long" (literally meaning "long preservation") may be too catchy, but I named it that way anyways:
The July 21st one was exposed nearly on the top on the last year's one (probably because it was the most recent upload).
↓
People who watched the last year's one also watched the July 21st one with high probability.
↓
As a result, this video experienced the steep increase in views that was abnormal enough to catch Youtube's algorism to set it to highly related to other channels' videos.
↓
The July 21st one was exposed on nearly the top of related videos in the videos of other channels, and in turn, it gained more views.
So my guess is like this. When we reached 100 subscribers and Youtube's algorism pushed our videos to slightly higher position on related videos, and we were lucky to name the video that was catchy enough to get users to click on it, and the rapid increase in views furthermore made the relations with other cucumber or pickles videos stronger.
We were probably also lucky in that the word "cucumber" was perhaps the high volume query in this period of the year because we normally have a bumper crop of cucumbers in July and August.
From the assumptions above, we may be able to conclude that things we may want to work on before getting 100 subscribers on Youtube would be:
1. To make videos that are intended to be exposed on "related videos" of other similar videos.
2. To make names and thumbnails that would be attractive to the viewers of other related videos.
As so many other people suggest, the result we got this time was also from that 1. we kept uploading videos in the same topic and 2. we kept the frequency (once a week) for so long. I think these are the essential part of the increase in views and subscribers.
I also think that the number in views would decrease after a bit while and all we got from this increase was a little bit of money. But we think it is worthwhile to keep trying.
You wonder why?
It was just cucumbers that happened. Thank you for reading this far!
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Youtube
2017年8月14日月曜日
Youtubeチャンネル登録者数が100人超えて起きていること
きゅうりである。。。
以前の投稿で、うちの母親と二人で2015年から毎週1回、料理の動画を投稿していることは書いた通りである。
で、7月10日に登録者さんが100名を超えて以来、非常に閲覧数や登録者さんの変化が激しくなったので同じようにYoutubeに投稿している人で登録者さんが100名を超えていない人の役に立つのではないかと投稿してみる。
<内容>
Youtubeチャンネルで登録者数が100名を超えると何が起きるか?
<条件>
・カテゴリ:HowToとStyle (料理レシピ動画)
・動画投稿頻度:週1回:毎週金曜日日本時間11:00
・期間・動画本数:2015年9月頃より、動画本数現在117本
<結果:推測>
・関連動画への露出が多くなる。
・関連動画への露出が増えた2017年7月21日投稿の1つの動画の閲覧数が2017年8月13日までの間に54,238回となっている。
・2017年7月10から8月13日までの間で登録者は435名と倍増以上となっている。
・過去48時間のYoutube動画閲覧数が一日100回前後(料理の材料による季節性を除く)から1万回前後まで増加し、8月13日時点で4千回前後まで落ち着いてきている(きゅうりによる季節要因と考えている)。
<記事ここから>
以前記事にした「実家帰省中Ⅰ」に少しだけ触れているのだが、親父が亡くなった時に母は身寄りのいない島に一人暮らしすることになったため、定期的に連絡しても話すネタもその内尽きるだろうということで、母ちゃんにPCの部品代を出させて組み立てし、週に一回、遠隔操作をしながら動画をアップロードすることにした。独居老人の一人暮らしである。どうせ暇してるわけだからこのぐらいやった方が良いだろうということで始めたわけであるw
(話は逸れてしまうが兄貴の方は毎日朝晩電話をしているそうだ。毎日それを続けるのはそれですごいとは思うんだが、よくネタが尽きないものである。)
上の記事は記念すべき100本目ということでブログでも紹介したのだが、始めたのが確か2015年8月ぐらいで、定期的にアップできるようになったのが9月ぐらいだったと思うのでそろそろ2年になる。
以降二人で試行錯誤しながら動画を考えたり、母が撮った動画を遠隔で編集したりしてきて、現在のところは次のようなテーマで動画を作っている。
・山口県下関市の漁師町で作られている郷土料理などの作成方法保存
・日本のユニークな食材の調理方法や調味料などの作成方法紹介
うちのかあちゃん的には、
日本の人向けには:
母が看護婦をしていた頃のような、働きながら子育てするお母さんのような忙しい人たちの役に立ちたい
海外の人向けには:
何度も飢饉や天災を乗り越えて受け継がれてきた日本の料理で、少しでも餓えをしのぐような料理のアイディアを提供していきたい
こんな思いで日々レシピの研究と調査にいそしんでいるようだ。私事だが父が亡くなって抜け殻になっていた母に、発信する機会を与えてくれたYoutubeというインフラには感謝しても感謝しきれない。
さて、実際に何が起きたか?というところなのだが、次のグラフのように上に貼ったリンクの動画の再生数が一気に伸びた。
不思議なのは、7月14日に上げた動画も、7月28日に上げた動画も「きゅうり」でつながっているはず(この時期母の畑にはきゅうりが山ほどなるからである)なのだが、何故か7月21日に上げた動画だけが急激な伸びを示していることだ。
実際のトラフィックソースを見てみると、これまで想定していたようなYoutube検索ではなく、関連動画からの流入が圧倒的に多いことがわかる。
最近になって「きゅうり 漬物」の検索結果の上位に上がってきたものの、登録者数が100人を超えてからの変化として一番に上げられるのは「関連動画」欄の上位に表示されたことと言える。
では、何故7月21日にアップロードした動画だけがここまでの閲覧数を得られるようになったのか?7月21日の動画を除いたグラフを見てみると、実は閲覧数の上昇は前年にアップロードしていた動画が先行していたことがわかる。
ほんの少しの上昇(とは言ってもうちのチャンネルから考えるとかなりの上昇幅)なのだが、この時点から関連動画からの閲覧が増加していて、おそらくかなり上位に表示されていたのだろうと想像できる。
つまり、ある程度流入していた前年の動画の関連動画に表示され、かなりの数の流入があったことが7月21日の動画の露出を増やしたのだろうと思われる。
しかし7月にアップロードした動画はほぼ全て「きゅうり」がキーワードになっていたのにも関わらず、何故1本の動画のみが急激に伸びたのだろうか。
改めて動画の名称を日付と照らし合わせて見てみると、完全ではないにしても何が起きたのかが透けて見えてくる。
2016/08/26 きゅうりの甘酢醤油漬け
2017/07/07 簡単!きゅうりの焼酎漬け
2017/07/14 夏野菜(きゅうりなど)の甘口寿司酢漬け
2017/07/21 長期保存!キュウリの醤油漬け
2017/07/28 きゅうりのカラシ漬け
7月7日の動画は、おそらく登録者さんが100人に到達していなかったので閲覧がそれほど伸びなかったのではないかと想像する。
続く7月14日の動画は、意図的に「きゅうり」というキーワードを先頭近くに持ってきたものの、名前的に関連動画欄を見た人の触手が伸びなかったのではないか?
そして7月21日、ちょっとキャッチーすぎるか?と疑問に思いながらも「長期保存!」と言うキーワードを入れたところ、
前年の動画を見た人の関連動画に7月21日の動画がかなり上位に表示された(アップロード直後だったからだと予想)
↓
前年の動画を見た人が高い確率でこの動画を再生した
↓
結果このチャンネルの普段の閲覧数からは考えられないほどの急激な「伸び率」を示した形で閲覧回数が伸びた
↓
前年の動画以上の上位の位置に7月21日の動画が関連動画として表示され、結果さらに動画閲覧数が増えた
つまり登録者さんが増えて、関連動画の上位に表示されるアルゴリズムが発動した直後の状態でクリックされやすい「名前」の動画をアップロードしたことでさらに関連性が高まって閲覧数が相乗的に増えたことが今回の急激な変化をもたらしたのではないかと想像できる。
今回、「きゅうり」というかなりわかりやすいキーワードと時期(きゅうりは植えると7月8月に一家庭ではさばききれない量が収穫できる)が重なって、非常に示唆に富んだ結果になったのは幸運としか言えない。
以上の結果から、登録者さんの数が100人を超えていない状態から気をつけるべきことは、
・関連動画の上位に表示されることを意識した動画の作成
・表示された場合に選択されやすい名称またはサムネイルの作成
以上を意識して動画そのものだけでなく名前やサムネイル、その他の設定(お勧めチャンネルなど)の設定を行うことだと言える。
当たり前の話だが、行き当たりばったりに閲覧されやすい「だろう」という動画をランダムに上げるのではなく、一つのテーマで動画をアップロードし続けることと、定期的にアップロードしていたからこそ今回の結果なのだと思う。
そして、今回の閲覧数増加で何かが変わるかと言うとお小遣い程度の額の広告料が入ったことぐらいで、実際は今後しばらくまた閲覧数が少ない状態に戻って推移するだろう。
何故って・・・?
だって所詮「きゅうり」だもん (*´▽`*)
以前の投稿で、うちの母親と二人で2015年から毎週1回、料理の動画を投稿していることは書いた通りである。
で、7月10日に登録者さんが100名を超えて以来、非常に閲覧数や登録者さんの変化が激しくなったので同じようにYoutubeに投稿している人で登録者さんが100名を超えていない人の役に立つのではないかと投稿してみる。
<内容>
Youtubeチャンネルで登録者数が100名を超えると何が起きるか?
<条件>
・カテゴリ:HowToとStyle (料理レシピ動画)
・動画投稿頻度:週1回:毎週金曜日日本時間11:00
・期間・動画本数:2015年9月頃より、動画本数現在117本
<結果:推測>
・関連動画への露出が多くなる。
・関連動画への露出が増えた2017年7月21日投稿の1つの動画の閲覧数が2017年8月13日までの間に54,238回となっている。
・2017年7月10から8月13日までの間で登録者は435名と倍増以上となっている。
・過去48時間のYoutube動画閲覧数が一日100回前後(料理の材料による季節性を除く)から1万回前後まで増加し、8月13日時点で4千回前後まで落ち着いてきている(きゅうりによる季節要因と考えている)。
<記事ここから>
以前記事にした「実家帰省中Ⅰ」に少しだけ触れているのだが、親父が亡くなった時に母は身寄りのいない島に一人暮らしすることになったため、定期的に連絡しても話すネタもその内尽きるだろうということで、母ちゃんにPCの部品代を出させて組み立てし、週に一回、遠隔操作をしながら動画をアップロードすることにした。独居老人の一人暮らしである。どうせ暇してるわけだからこのぐらいやった方が良いだろうということで始めたわけであるw
(話は逸れてしまうが兄貴の方は毎日朝晩電話をしているそうだ。毎日それを続けるのはそれですごいとは思うんだが、よくネタが尽きないものである。)
上の記事は記念すべき100本目ということでブログでも紹介したのだが、始めたのが確か2015年8月ぐらいで、定期的にアップできるようになったのが9月ぐらいだったと思うのでそろそろ2年になる。
以降二人で試行錯誤しながら動画を考えたり、母が撮った動画を遠隔で編集したりしてきて、現在のところは次のようなテーマで動画を作っている。
・山口県下関市の漁師町で作られている郷土料理などの作成方法保存
・日本のユニークな食材の調理方法や調味料などの作成方法紹介
うちのかあちゃん的には、
日本の人向けには:
母が看護婦をしていた頃のような、働きながら子育てするお母さんのような忙しい人たちの役に立ちたい
海外の人向けには:
何度も飢饉や天災を乗り越えて受け継がれてきた日本の料理で、少しでも餓えをしのぐような料理のアイディアを提供していきたい
こんな思いで日々レシピの研究と調査にいそしんでいるようだ。私事だが父が亡くなって抜け殻になっていた母に、発信する機会を与えてくれたYoutubeというインフラには感謝しても感謝しきれない。
さて、実際に何が起きたか?というところなのだが、次のグラフのように上に貼ったリンクの動画の再生数が一気に伸びた。
不思議なのは、7月14日に上げた動画も、7月28日に上げた動画も「きゅうり」でつながっているはず(この時期母の畑にはきゅうりが山ほどなるからである)なのだが、何故か7月21日に上げた動画だけが急激な伸びを示していることだ。
実際のトラフィックソースを見てみると、これまで想定していたようなYoutube検索ではなく、関連動画からの流入が圧倒的に多いことがわかる。
最近になって「きゅうり 漬物」の検索結果の上位に上がってきたものの、登録者数が100人を超えてからの変化として一番に上げられるのは「関連動画」欄の上位に表示されたことと言える。
では、何故7月21日にアップロードした動画だけがここまでの閲覧数を得られるようになったのか?7月21日の動画を除いたグラフを見てみると、実は閲覧数の上昇は前年にアップロードしていた動画が先行していたことがわかる。
ほんの少しの上昇(とは言ってもうちのチャンネルから考えるとかなりの上昇幅)なのだが、この時点から関連動画からの閲覧が増加していて、おそらくかなり上位に表示されていたのだろうと想像できる。
つまり、ある程度流入していた前年の動画の関連動画に表示され、かなりの数の流入があったことが7月21日の動画の露出を増やしたのだろうと思われる。
しかし7月にアップロードした動画はほぼ全て「きゅうり」がキーワードになっていたのにも関わらず、何故1本の動画のみが急激に伸びたのだろうか。
改めて動画の名称を日付と照らし合わせて見てみると、完全ではないにしても何が起きたのかが透けて見えてくる。
2016/08/26 きゅうりの甘酢醤油漬け
2017/07/07 簡単!きゅうりの焼酎漬け
2017/07/14 夏野菜(きゅうりなど)の甘口寿司酢漬け
2017/07/21 長期保存!キュウリの醤油漬け
2017/07/28 きゅうりのカラシ漬け
7月7日の動画は、おそらく登録者さんが100人に到達していなかったので閲覧がそれほど伸びなかったのではないかと想像する。
続く7月14日の動画は、意図的に「きゅうり」というキーワードを先頭近くに持ってきたものの、名前的に関連動画欄を見た人の触手が伸びなかったのではないか?
そして7月21日、ちょっとキャッチーすぎるか?と疑問に思いながらも「長期保存!」と言うキーワードを入れたところ、
前年の動画を見た人の関連動画に7月21日の動画がかなり上位に表示された(アップロード直後だったからだと予想)
↓
前年の動画を見た人が高い確率でこの動画を再生した
↓
結果このチャンネルの普段の閲覧数からは考えられないほどの急激な「伸び率」を示した形で閲覧回数が伸びた
↓
前年の動画以上の上位の位置に7月21日の動画が関連動画として表示され、結果さらに動画閲覧数が増えた
つまり登録者さんが増えて、関連動画の上位に表示されるアルゴリズムが発動した直後の状態でクリックされやすい「名前」の動画をアップロードしたことでさらに関連性が高まって閲覧数が相乗的に増えたことが今回の急激な変化をもたらしたのではないかと想像できる。
今回、「きゅうり」というかなりわかりやすいキーワードと時期(きゅうりは植えると7月8月に一家庭ではさばききれない量が収穫できる)が重なって、非常に示唆に富んだ結果になったのは幸運としか言えない。
以上の結果から、登録者さんの数が100人を超えていない状態から気をつけるべきことは、
・関連動画の上位に表示されることを意識した動画の作成
・表示された場合に選択されやすい名称またはサムネイルの作成
以上を意識して動画そのものだけでなく名前やサムネイル、その他の設定(お勧めチャンネルなど)の設定を行うことだと言える。
当たり前の話だが、行き当たりばったりに閲覧されやすい「だろう」という動画をランダムに上げるのではなく、一つのテーマで動画をアップロードし続けることと、定期的にアップロードしていたからこそ今回の結果なのだと思う。
そして、今回の閲覧数増加で何かが変わるかと言うとお小遣い程度の額の広告料が入ったことぐらいで、実際は今後しばらくまた閲覧数が少ない状態に戻って推移するだろう。
何故って・・・?
だって所詮「きゅうり」だもん (*´▽`*)
Labels:
Youtube
2017年7月14日金曜日
トレーニング日誌 2017/7/11~ 入りて定める
2017/7/13
体重:63.1kg
体脂肪率:10.1%
基礎代謝量:1552kcal
基礎代謝量:1552kcal
トレーニング無
2017/7/14
体重:63.8kg
体脂肪率:10.4%
基礎代謝量:1554kcal
基礎代謝量:1554kcal
トレーニング無
断食直後からの食事は以下の通り。
7月11日
朝食・昼食・夕食共に
10分ミルク粥 150g
シソ昆布・梅干し
7月12日
朝食・昼食共に
10分ミルク粥 150g
シソ昆布・梅干し
※昼食にサバの味噌煮
夕食
納豆卵豆腐
りんご 半個
7月13日
朝食・昼食共に
おソノさんのミルク粥 150g
シーチキンサラダ 125g
※昼食にサバの味噌煮
夕食
納豆卵豆腐
シーチキンサラダ 150g
※毎食に以下を追加
温泉卵 2個
(予定)
※14日夜は飲酒
※7月14日以降
※14日夜は飲酒
※7月14日以降
朝食・昼食共に
おソノさんのミルク粥 225g
シーチキンサラダ
※昼食にサバの味噌煮
夕食
納豆卵豆腐
シーチキンサラダ 150g
※毎食に以下を追加
温泉卵 2個(7月15日追記:15日より停止。胃がもたれるため。)
7月17日
通常食に移行予定
※今日は酒を飲んでいる。帰省するまで飲まないつもりでいたが、仕事をしていて最近はやることが多すぎて寝る暇がないと仕事の同僚に言っている自分の気づいて、「あー、そういうことなのか」と思ったからだ。
なにがそういうことなのか?
断食を終えて気をつけながら食事をし、ジムでトレーニングをしたりしていて時々感じたことがある。
それは、何かをしていて「パキッ」と音が聞こえる感じがして何かのスイッチが入るような気がすることが度々あったからだ。
以来、世の中がものすごいスピードで動いていることに驚いている。実際今までと何も変わらないのだけど、実はすごいスピードで動いている。
多分、今までの俺は自分の周りで起こっていることに対して、まったく変わらないスタンスで臨んでいたんだと思う。それは身の回りの出来事を俺の縮尺に縮めてしまって実際に起きていることの本当の大きさをかなり小さく、遅く、見せていたのではないか。
そういう見方で他の人を見ていると、やっぱり他の人達も今までと同じスタンスでほとんどすべての物事に対処しているように見える。
例えば一人暮らしをしていると実は半年間、微動だにしていないモノが家の中にある。しかし普段の生活の中でそれに気づくことはまずない。そのくらい人間は自分が「普通だ」と認識していることに非常に鈍感で、それを変えようと思うことはおろか、それがそこにあることすら気づかない。
問題はそこに半年間鎮座しておられるその物体ではなく、それに気づけすらしない自分にあるのではないか。
自分自身が全く違うスタンスで日々を臨まなければ、自分の家にある物体の「おかしさ」にすら気づくことすらできない。我々は確かに保守的な生き物である。
偉そうに講釈を垂れている俺はどうか?
以前と全く変わらない。いや、本当に何も変わらない。
ただ、自分の立ち位置が恐ろしいぐらいあやふやになった。その代わり、今までいつも変わらずに見えていたモノが日々全く新しいものに見えるような気がしている。
多分断食明けでハイパーアクティブになっているのだろう。だから、般若心経ではこう言っているのだろう。「羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶。」
多元的に「その状態」を述べようとしているこの古典は、今もその新しさを「そこに逝った人間」に提供し続けているのだろう。
その「宗教」という考え方を一切寄せ付けない真理の言葉は、宗教のただなかに在ってその本当の意図を失っていない。
※仏門に帰依しておられる方や、即身仏を信仰されている方で一連の記事を不快に思われる方がもし居られたらお詫び申し上げます。
※羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶。(ぎゃーてーぎゃーてー、はーらーぎゃーてー、はらそーぎゃーてー、ぼーじーそわか。)
Labels:
生活実験
2017年7月10日月曜日
トレーニング日誌 2017/7/9~ 最終章:断食行
2017/7/9
体重:63.4kg
体脂肪率:10.9%
基礎代謝量:1546kcal
基礎代謝量:1546kcal
トレーニング無
※倒れそうになったら塩を舐めている。
意外と効く。
午前中体が異常にだるく、立っているのがやっとだったが昼過ぎから回復したようだ。どうやら体が順応するのに朝食の時間である9時ぐらいから6時間程度の時間がかかるようである。
意外と効く。
午前中体が異常にだるく、立っているのがやっとだったが昼過ぎから回復したようだ。どうやら体が順応するのに朝食の時間である9時ぐらいから6時間程度の時間がかかるようである。
2017/7/10
体重:62.7kg
体脂肪率:9.4%
基礎代謝量:1553kcal
基礎代謝量:1553kcal
トレーニング無
※断食行終了。
思ったほどつらくはなかったが、眠気がひどく仕事中何度か落ちてしまった。
ただただ考えることも動くことも億劫で、背中の筋肉が痛かった。
今はミルク粥を作るため圧力鍋で発芽玄米を煮ているところだ。
思ったほどつらくはなかったが、眠気がひどく仕事中何度か落ちてしまった。
ただただ考えることも動くことも億劫で、背中の筋肉が痛かった。
今はミルク粥を作るため圧力鍋で発芽玄米を煮ているところだ。
※仏門に帰依しておられる方や、即身仏を信仰されている方で一連の記事を不快に思われる方がもし居られたらお詫び申し上げます。
※羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶。(ぎゃーてーぎゃーてー、はーらーぎゃーてー、はらそーぎゃーてー、ぼーじーそわか。)
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生活実験
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