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東京から実家のある山口までの道半ば、鳥取で奇しくもバイクが故障した俺は引き取りの業者さんに見送られて鳥取駅から岡山、そこから新幹線に乗り、駅まで迎えに来てくれた母の車で実家に帰宅した。
思えば途中までとは言いながらバイクで一日で帰ったのである。後から思い返すととんでもないことをしたものである。
今は以前書いた通り、従弟の会社の倉庫にある事務所を間借りしてFX取引をしながらこの記事を書いている。実際に俺のことを知っている人も見てくれているブログなので、早く更新したかったがバイクは修理してから搬送まで時間がかかっていたし、従弟も仕事の合間を縫って机を作ってくれたりだったため、PCの搬入・設置まで時間がかかっていたのである。
どちらにしてもPCを使えるようになるまではほとんどなにもできない。とりあえず引っ越しの荷ほどきをしながらこれからの職場である実家の納屋の状況を改めて確認してみた。
俺が当主になるまでの三代で、ずいぶんと色々なものが堆積している。3代目である俺の親父は俺と同じで道具フェチだったため、測量の機械や溶接の道具などという使い方がわからないものも含めて一通りの建築・施工ができる道具がそろっている。
さらに二代目の爺さんは漁師で農家だったため、これまた使い方がわからない農機具や何故かトラックの座席などが朽ちている。かあちゃんに言わせると底見(そこみ:船の上からさざえやあわびを突いて採る漁法)の時に船のへりに当てるクッション材などに使ったり、とにかく物は捨てないで工夫して使っていたらしい。そういえば俺も着れなくなった服をウエスにして使う癖がついている。
まずは堆積している色々なものを選別して捨てるものは捨てる、整理するものは整理することにした。いつになるかは不明だが・・・
取り急ぎかあちゃんが火を起こすだけ起こしてそのままかまどに堆積させた灰を畑に撒くために掃除してみた。前日火を焚いたので、鉄製の釜に入れてみる。
そしてただ焼くだけでは時間の無駄だということと、納屋の周りに生えている建物を侵食してくる竹を切る必要があることを合わせて考えて、竹炭を作ることを思いついた。ネットで調べてみると一斗缶に竹を入れて焼くだけでできるということだったので、家に放置されていた一斗缶を使って竹炭を作ってみた。
上の画像は三度目のものである。初回は良く分からなかったので青竹の状態で葉を多くして作ったが普通にできた。少し炭になり切れていないものがあったため、二回目では枯れたものを入れて作ってみた。葉を少なめに作ってみたところ、ある程度の出来に仕上がった。
上の画像の左が二回目のもの、右が三回目のものである。所要時間は大体6時間程度、火を入れ始めてすぐに黄色い煙が出始め、それが白くなり最後に煙が出なくなったくらいで頃合いのようだ。
右の画像は火を入れた直後に撮ったため、しばらくほっておくと中から煙が出始めた。すぐに蓋を締めたので事なきを得たが火から上げた直後は内部はまだ高温らしい。蓋をすぐに開けるのはやめた方が良いだろう。
元々この竹炭は七輪に入れて使うことを考えた長さに整えている。七輪に入れて焚いてみると普通の炭だと燃え切らない部分が出てくるのだが、この炭はすぐに火がついて高温を結構な時間保ってくれる。
今後は綺麗にパッキングして、近所の道の駅で販売してみようと考えている。
とりあえず勢いに任せて帰って来たものの、FXで生活できるかどうかっていうのはリスクがかなり高い生活実験になりそうである。が、始めてしまった以上なんとかしてみるしかない。もう人に雇われたり、他人に雇われた人と一緒に働くのはまっぴらご免である。それにどうせ生きてるなら自分と自分の家族のために精一杯時間を使いたいのである。
12月8日、シリーズ了。