15日日本時間早朝のアメリカ市場では一旦112円10銭程度まで下げていた。
今日の日本市場は午前中一旦調整の買いで112円半ばまで上げて下げるのではないかと考えている。
株式市場は午前中、為替に引きずられて下げた後、下げ幅を戻すと予想。その後はずるずると午後に下げて取引の少ないままになるのではないか。
ヨーロッパ市場では日本市場で下げた分が一旦取り戻され、ロンドン市場開始直後を頂点に改めて下げるのではないか。
今日は売りでポジションを取ろうと考えている。
ここまでの予想で、市場がどのようになるかと言う質問でルーン占いをしてみる。
Othel (オセル)の逆位置でオセルの意味は古い慣習や家庭の財産を示すとのこと。今までの流れが変わるということか?
上で書いた予想はどうかと言う質問では、
Ur (ウル)の逆位置でウルの意味は野生の牛、端的に猪突猛進という意味である。逆に出ているということは戦略がうまくいかないということを指しているのか?それとも売りであるということを指しているのか?
今日の取引を終えた段階もしくは明日の朝改めて内容解釈してみようと思う。
日本時間8時3分投稿。
*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。
*このドキュメントは、投資活動を推奨するものではなく、また取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは推奨されていません。当ブログは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる助言も意図していません。このドキュメントは、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではなく、ブログ主の投資・投機活動の履歴に過ぎません。
2017年12月15日金曜日
2017年12月13日水曜日
金融日誌 2017年12月13日 経過
午前中どこかで買いから売りにポジションを変えて取引したかったのだが想像以上に日本時間の取引が薄く、買いのポジションを清算できないままアメリカの上院補欠選挙に巻き込まれた。
しかし日本時間の取引は想像以上にネガティブである。FOMCを様子見と書いてあったが本当に様子を見て動かないというか全く買いが入らなかったように見えた。
そして時間だけが経過し、気がつけばそろそろ補欠選挙の結果発表が近いのではないかという時間になり、急いでYoutubeでライブ放送を探したところ、Infowarというチャンネルで行われていた。
かなり右寄りのチャンネルらしく、メディアの印象操作についてかなり激高した状態だったように感じた。
とは言え保守層の多いアラバマ州では共和党が勝利するのではないかと個人的には思ったし、見始めた時には51%対49%ぐらいで共和党候補が優勢だったため、共和党候補が勝てば巻き返すだろうと買いポジションのまま持っていたら・・・
そういうことってあるのか?というぐらいの巻き返しで大逆転が繰り広げられ、民主党候補が勝利、つられてドル円は113円10銭前後まで下げ、ポジションの取り直しと逆指値の決済で一時は4万円負けまで進んだ。
自分自身も多少右寄りな意見の持ち主なので、Infowarで話されていることを100%は信じないが共感はある程度できた。
今回はそういう情報をリアルタイムで検索して状況を把握する必要性があったということを学べたと、前向きに考えてみることにする。
今は昨日の状況からは5千円負けの状態であるが、負けを取り戻しつつある。油断は禁物ではあるが。。。
こう言う取引をしていると神頼みしたくなるのが私の弱さなのであろうが、こちらに帰ってから観光客向けにアクセサリを作ろうと考えていて、「ルーン占い」なる占いの勉強をしているので、やってみた。
まずは円高が急激に進む前、出たのは「Beorc ベオーク」というルーンだ。
意味は「母性」「生命」「誕生」「春」などだそうだ。まだ自分用のルーン石ができていないのでネットで見たのだが、正方向で出た(タロットと同じで正・逆で占いの内容を逆転するのが一般的らしい)らしく、内容的にはポジティブに捉えてよいのだろうと解釈した。
で、蓋を開けてみると民主党候補の逆転で自分の取っていたポジションとは逆方向に動き大負けとなる。かなり踏み込んだ解釈をすると母性・過保護などの意味にも捉えられるらしいので、今回未成年とのスキャンダルで叩かれた共和党候補に対して、かなり感情的な結果を迎えたと解釈できるのではないだろうか。
もしくは大統領選挙でトランプ現大統領とクリントン氏が対決したので、女性であるクリントン氏の民主党の勝利を示唆したとも解釈できる。いずれにしても占いというものは後からいくらでもこじつけができると言う意味では使い方次第ですごいツールになるとも言える。
大負けのさなかポジションの取り直しをしてから見た結果は「Jara ヤラ」というルーンだ。
こちらは「一年」「収穫」などを意味するルーンである。正逆の無いルーンなので解釈が難しいが、「時間はかかるが収穫を得られる」だろうということか?それとも「私個人がトレーダーとして成立するのに一年かかる」ということだろうか?
今日はこのままアメリカ開始時間まで様子を見ることになりそうなので、結果は明日には出ているだろう。
今後は取引開始前にこの占いを掲載して内容を確認しながら金融日誌を進めていこうと思う。
この記事を書いている間に負けは1万7千まで膨らんだが、腹をくくって我慢するしかない。それかどこかで損切るだけの話である。
日本時間17時42分投稿。
*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。
*このドキュメントは、投資活動を推奨するものではなく、また取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは推奨されていません。当ブログは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる助言も意図していません。このドキュメントは、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではなく、ブログ主の投資・投機活動の履歴に過ぎません。
しかし日本時間の取引は想像以上にネガティブである。FOMCを様子見と書いてあったが本当に様子を見て動かないというか全く買いが入らなかったように見えた。
そして時間だけが経過し、気がつけばそろそろ補欠選挙の結果発表が近いのではないかという時間になり、急いでYoutubeでライブ放送を探したところ、Infowarというチャンネルで行われていた。
かなり右寄りのチャンネルらしく、メディアの印象操作についてかなり激高した状態だったように感じた。
とは言え保守層の多いアラバマ州では共和党が勝利するのではないかと個人的には思ったし、見始めた時には51%対49%ぐらいで共和党候補が優勢だったため、共和党候補が勝てば巻き返すだろうと買いポジションのまま持っていたら・・・
そういうことってあるのか?というぐらいの巻き返しで大逆転が繰り広げられ、民主党候補が勝利、つられてドル円は113円10銭前後まで下げ、ポジションの取り直しと逆指値の決済で一時は4万円負けまで進んだ。
自分自身も多少右寄りな意見の持ち主なので、Infowarで話されていることを100%は信じないが共感はある程度できた。
今回はそういう情報をリアルタイムで検索して状況を把握する必要性があったということを学べたと、前向きに考えてみることにする。
今は昨日の状況からは5千円負けの状態であるが、負けを取り戻しつつある。油断は禁物ではあるが。。。
こう言う取引をしていると神頼みしたくなるのが私の弱さなのであろうが、こちらに帰ってから観光客向けにアクセサリを作ろうと考えていて、「ルーン占い」なる占いの勉強をしているので、やってみた。
まずは円高が急激に進む前、出たのは「Beorc ベオーク」というルーンだ。
意味は「母性」「生命」「誕生」「春」などだそうだ。まだ自分用のルーン石ができていないのでネットで見たのだが、正方向で出た(タロットと同じで正・逆で占いの内容を逆転するのが一般的らしい)らしく、内容的にはポジティブに捉えてよいのだろうと解釈した。
で、蓋を開けてみると民主党候補の逆転で自分の取っていたポジションとは逆方向に動き大負けとなる。かなり踏み込んだ解釈をすると母性・過保護などの意味にも捉えられるらしいので、今回未成年とのスキャンダルで叩かれた共和党候補に対して、かなり感情的な結果を迎えたと解釈できるのではないだろうか。
もしくは大統領選挙でトランプ現大統領とクリントン氏が対決したので、女性であるクリントン氏の民主党の勝利を示唆したとも解釈できる。いずれにしても占いというものは後からいくらでもこじつけができると言う意味では使い方次第ですごいツールになるとも言える。
大負けのさなかポジションの取り直しをしてから見た結果は「Jara ヤラ」というルーンだ。
こちらは「一年」「収穫」などを意味するルーンである。正逆の無いルーンなので解釈が難しいが、「時間はかかるが収穫を得られる」だろうということか?それとも「私個人がトレーダーとして成立するのに一年かかる」ということだろうか?
今日はこのままアメリカ開始時間まで様子を見ることになりそうなので、結果は明日には出ているだろう。
今後は取引開始前にこの占いを掲載して内容を確認しながら金融日誌を進めていこうと思う。
この記事を書いている間に負けは1万7千まで膨らんだが、腹をくくって我慢するしかない。それかどこかで損切るだけの話である。
日本時間17時42分投稿。
*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。
*このドキュメントは、投資活動を推奨するものではなく、また取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは推奨されていません。当ブログは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる助言も意図していません。このドキュメントは、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではなく、ブログ主の投資・投機活動の履歴に過ぎません。
Labels:
金融実験
金融日誌 2017年12月13日 開始前
昨日は18時半までに取引が終えられず、更新できずに終わってしまった。
113円30銭後半ぐらいで買いでポジションを取り、予想を外れてロンドン前のヨーロッパ市場で予想ほど上がらず、日本時間19時ぐらいで113円50銭程度をつけた段階で疲れて降りてしまった。最終的には113円70銭付近まで上げたようだが、そこまで持ち続ける体力もリスク許容もできず・・・
12日は1万1千円程度の勝ちで取引を終えた。つくづく東京から引き上げてよかったと思わせる情けない結果ではある。
最近見ることを覚えた米10年債利回りと日経平均CFDの状況から見ると、昨日よりも市場は強気に動いているように見える。午前は買い場があれば買いでポジションを取り、上値で売りを取るかどうかというところか。
アメリカの上院議員補欠選挙の結果は民主党の勝利になりそうであるため、どの程度ネガティブに動くか見定めていきたいところである。
日本時間8時47分投稿。
*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。
*このドキュメントは、投資活動を推奨するものではなく、また取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは推奨されていません。当ブログは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる助言も意図していません。このドキュメントは、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではなく、ブログ主の投資・投機活動の履歴に過ぎません。
113円30銭後半ぐらいで買いでポジションを取り、予想を外れてロンドン前のヨーロッパ市場で予想ほど上がらず、日本時間19時ぐらいで113円50銭程度をつけた段階で疲れて降りてしまった。最終的には113円70銭付近まで上げたようだが、そこまで持ち続ける体力もリスク許容もできず・・・
12日は1万1千円程度の勝ちで取引を終えた。つくづく東京から引き上げてよかったと思わせる情けない結果ではある。
最近見ることを覚えた米10年債利回りと日経平均CFDの状況から見ると、昨日よりも市場は強気に動いているように見える。午前は買い場があれば買いでポジションを取り、上値で売りを取るかどうかというところか。
アメリカの上院議員補欠選挙の結果は民主党の勝利になりそうであるため、どの程度ネガティブに動くか見定めていきたいところである。
日本時間8時47分投稿。
*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。
*このドキュメントは、投資活動を推奨するものではなく、また取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは推奨されていません。当ブログは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる助言も意図していません。このドキュメントは、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではなく、ブログ主の投資・投機活動の履歴に過ぎません。
Labels:
金融実験
2017年12月12日火曜日
何もしないをやってみる Part. 6
Part. 1 はこちら
Part. 2 はこちら
Part. 3 はこちら
Part. 4 はこちら
Part. 2 はこちら
Part. 3 はこちら
Part. 4 はこちら
Part. 5 はこちら
東京から実家のある山口までの道半ば、鳥取で奇しくもバイクが故障した俺は引き取りの業者さんに見送られて鳥取駅から岡山、そこから新幹線に乗り、駅まで迎えに来てくれた母の車で実家に帰宅した。
思えば途中までとは言いながらバイクで一日で帰ったのである。後から思い返すととんでもないことをしたものである。
今は以前書いた通り、従弟の会社の倉庫にある事務所を間借りしてFX取引をしながらこの記事を書いている。実際に俺のことを知っている人も見てくれているブログなので、早く更新したかったがバイクは修理してから搬送まで時間がかかっていたし、従弟も仕事の合間を縫って机を作ってくれたりだったため、PCの搬入・設置まで時間がかかっていたのである。
どちらにしてもPCを使えるようになるまではほとんどなにもできない。とりあえず引っ越しの荷ほどきをしながらこれからの職場である実家の納屋の状況を改めて確認してみた。
俺が当主になるまでの三代で、ずいぶんと色々なものが堆積している。3代目である俺の親父は俺と同じで道具フェチだったため、測量の機械や溶接の道具などという使い方がわからないものも含めて一通りの建築・施工ができる道具がそろっている。
さらに二代目の爺さんは漁師で農家だったため、これまた使い方がわからない農機具や何故かトラックの座席などが朽ちている。かあちゃんに言わせると底見(そこみ:船の上からさざえやあわびを突いて採る漁法)の時に船のへりに当てるクッション材などに使ったり、とにかく物は捨てないで工夫して使っていたらしい。そういえば俺も着れなくなった服をウエスにして使う癖がついている。
まずは堆積している色々なものを選別して捨てるものは捨てる、整理するものは整理することにした。いつになるかは不明だが・・・
取り急ぎかあちゃんが火を起こすだけ起こしてそのままかまどに堆積させた灰を畑に撒くために掃除してみた。前日火を焚いたので、鉄製の釜に入れてみる。
そしてただ焼くだけでは時間の無駄だということと、納屋の周りに生えている建物を侵食してくる竹を切る必要があることを合わせて考えて、竹炭を作ることを思いついた。ネットで調べてみると一斗缶に竹を入れて焼くだけでできるということだったので、家に放置されていた一斗缶を使って竹炭を作ってみた。
上の画像は三度目のものである。初回は良く分からなかったので青竹の状態で葉を多くして作ったが普通にできた。少し炭になり切れていないものがあったため、二回目では枯れたものを入れて作ってみた。葉を少なめに作ってみたところ、ある程度の出来に仕上がった。
上の画像の左が二回目のもの、右が三回目のものである。所要時間は大体6時間程度、火を入れ始めてすぐに黄色い煙が出始め、それが白くなり最後に煙が出なくなったくらいで頃合いのようだ。
右の画像は火を入れた直後に撮ったため、しばらくほっておくと中から煙が出始めた。すぐに蓋を締めたので事なきを得たが火から上げた直後は内部はまだ高温らしい。蓋をすぐに開けるのはやめた方が良いだろう。
元々この竹炭は七輪に入れて使うことを考えた長さに整えている。七輪に入れて焚いてみると普通の炭だと燃え切らない部分が出てくるのだが、この炭はすぐに火がついて高温を結構な時間保ってくれる。
今後は綺麗にパッキングして、近所の道の駅で販売してみようと考えている。
とりあえず勢いに任せて帰って来たものの、FXで生活できるかどうかっていうのはリスクがかなり高い生活実験になりそうである。が、始めてしまった以上なんとかしてみるしかない。もう人に雇われたり、他人に雇われた人と一緒に働くのはまっぴらご免である。それにどうせ生きてるなら自分と自分の家族のために精一杯時間を使いたいのである。
12月8日、シリーズ了。
Labels:
プロジェクト「おれんち」
金融日誌 2017年12月12日 開始前
12月4日からFXを稼働して、今日で7日目になるが今のところ成績は64,000円程度の勝ちとなっている。
原資を稼働開始前までに勝っていた25万円と追加で25万円、合わせて100万円からのスタートである。
前の職場に嫌気がさして辞めようと考えていた当初、東京でやっていくことを考えていたことを思うと悪寒を禁じ得ない状況だが、実家に帰ってきてからほとんど金を使っていないので現時点での勝ちはぎりぎり許容範囲内と言ったところだろうか。
開始当初は日中の日本時間、そしてロンドン時間に慣れずにポジションを取ってしまったため一時6万円負け程度まで凹んだが先週の木曜日に5万勝ちまで戻して以降は少しずつだが慣れてきているように思う。油断は禁物だが。。。
さて、12月12日、前日のロンドン市場時間で113円30銭程度まで落ち込んだドル円はアメリカ時間で前日の水準である113円50銭を超えた水準まで戻してきているが、この一週間の感じだと日本時間はどうやらネガティブな情報に過敏に反応する度合いが強く、ヨーロッパ(現時点ではどこの国が取引に参入しているかは知らないが)時間である16時付近で強気に、ロンドン開始ぐらいではその日の様子を見て反応しているように見える。
現時点ではポジションを取っておらず、開始直後の状況を見て売り・買い双方でポジションを取ることを考えている。
16時時点では開始前に下げてきているようなら買いでポジションを取るが、でなければ開始してからの状況でこちらも売り・買い双方でポジションを取ろうと思っている。
ここ最近の日経・ダウ平均ともに加熱感が高くなっているのではないかと個人的に思っているので、できれば売りでポジションを取りたいが、それも状況に応じてになるだろう。
日本時間8時55分。
*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。
*このドキュメントは、投資活動を推奨するものではなく、また取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは推奨されていません。当ブログは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる助言も意図していません。このドキュメントは、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではなく、ブログ主の投資・投機活動の履歴に過ぎません。
原資を稼働開始前までに勝っていた25万円と追加で25万円、合わせて100万円からのスタートである。
前の職場に嫌気がさして辞めようと考えていた当初、東京でやっていくことを考えていたことを思うと悪寒を禁じ得ない状況だが、実家に帰ってきてからほとんど金を使っていないので現時点での勝ちはぎりぎり許容範囲内と言ったところだろうか。
開始当初は日中の日本時間、そしてロンドン時間に慣れずにポジションを取ってしまったため一時6万円負け程度まで凹んだが先週の木曜日に5万勝ちまで戻して以降は少しずつだが慣れてきているように思う。油断は禁物だが。。。
さて、12月12日、前日のロンドン市場時間で113円30銭程度まで落ち込んだドル円はアメリカ時間で前日の水準である113円50銭を超えた水準まで戻してきているが、この一週間の感じだと日本時間はどうやらネガティブな情報に過敏に反応する度合いが強く、ヨーロッパ(現時点ではどこの国が取引に参入しているかは知らないが)時間である16時付近で強気に、ロンドン開始ぐらいではその日の様子を見て反応しているように見える。
現時点ではポジションを取っておらず、開始直後の状況を見て売り・買い双方でポジションを取ることを考えている。
16時時点では開始前に下げてきているようなら買いでポジションを取るが、でなければ開始してからの状況でこちらも売り・買い双方でポジションを取ろうと思っている。
ここ最近の日経・ダウ平均ともに加熱感が高くなっているのではないかと個人的に思っているので、できれば売りでポジションを取りたいが、それも状況に応じてになるだろう。
日本時間8時55分。
*本稿は、ブログ主の個人的見解に基づいています。
*このドキュメントは、投資活動を推奨するものではなく、また取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは推奨されていません。当ブログは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる助言も意図していません。このドキュメントは、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではなく、ブログ主の投資・投機活動の履歴に過ぎません。
Labels:
金融実験
2017年12月11日月曜日
何もしないをやってみる Part. 5
Part. 1 はこちら
Part. 2 はこちら
Part. 3 はこちら
Part. 4 はこちら
トラックに煽られて恐怖心に負けてトンネルで停車し、煙草を一本吸った俺は再びバイクのエンジンをかけて走り始めた。永遠に続くのではないかと言う雪のわだちの綱渡り運転である。
ほどなくして煌々と灯りの灯るエリアについた。智頭というところでここから先は鳥取道は夜間道路規制で迂回しろということなのだ。とりあえず高速道路っぽい道が終わったことに少しほっとしながら、鳥取道を降りると急な坂道を降り始めた。同時に雪が雨に変わった。
人間の順応力は非常に高い。雪が雨に変わっただけで温かく感じるのだから不思議である。ようやく山を超えられたのかと少しほっとしながら、時折民家のある道をひた走る。
暗い道で他の車が来たら先に行かせ、追尾する安心感。最悪の状況を脱したとは言え、ここで気を緩めるわけにはいかない。雨が降っていて雪程ではないにしてもスリップの危険性は常について回るのである。
そして鳥取南という標識を超え、ようやく鳥取に入った。ここで止まっても良かったが真夜中の鳥取でインターネットカフェがあるようにも思えない。何しろスターバックスが開店しただけで大騒ぎする山陰地区である。我慢して米子まで歩を進めてから一日休むとしよう。
そう思ってようやく2車線に増えた道に入り、信号という文明の利器に大自然の脅威から逃れたことを感謝しながら停車して発進しようとしたその時
アクセルを回してもバイクが進まなくなってしまった。エンジントラブルか?と考えて路肩に止めてエンジンを一旦切り、少し待ってからエンジンを始動してみるがバッテリーが切れた症状を示し、やがて雨足の強くなる真っ暗闇でライトも力尽きた。
道中気になっていた硫黄の匂いについて、ここで理解した。つまりバッテリーの中の塩酸が蒸発する匂いだったのである。しかしその状態でここまでよく走ったものである。故障してしまったことに対する無念さよりも、よくも山中で止まらずここまで我慢して俺を運んでくれたことに感謝した。
止まったところはモービルのガソリンスタンドだったが、夜間は閉めているらしく真っ暗だ。まずは暗闇の中で周りを見渡してみると目が暗闇に慣れてきて、周囲は事務所や倉庫などが立つエリアであるように見えた。そして、2・300メートル程離れたところに明るく光るガソリンスタンドらしきものが見えた。
出光石油・9号線鳥取トラックステーションSS様である。取り急ぎ店員さんに状況を伝え、携帯電話の充電をさせてほしいと伝えた。
店員さんは割と高齢に見える人で、とても良い方だった。店に備え付けなんだと思われるiPadで付近のバイクショップを検索してくれたりと色々と気を遣っていただいた。
ここでそれまでわからないまま走っていた時間が判明した。朝の3時半である。普通の人々が起きる時間までまだしばらくあるが、まずは保険会社に電話である。バイクに積んでいる保険の証書を見るが自賠責保険しか積んでおらず、名前だけの記憶でまずは東京海上日動さんに電話してみた。
電話の窓口の人は大変いい人で、住所や電話番号で検索したもののないので調べて折り返すと親切にも言ってくれた。
おかしいなと思って契約しているバイクの代理店をネットで調べたところ、相生ニッセイ同和損保だった。。。東京海上日動さん、真夜中に本当に申し訳ありませんでした。
相生ニッセイ同和損保さんでバイクの修理工場までの引き取りをしてくれる業者さんを手配してくれて、業者さんが来るまで待たせてもらうことになった。
業者さんが来て、保険会社の保険の適用範囲などについてひとしきり話し合った後、引き取りに来た業者さんのところで修理してもらって、保険の適用範囲内で修理後搬送というので運んでもらうことができるということになった。
業者さんに硫黄の匂いの話をしたところ、レギュレータの故障でバッテリーに過負荷がかかってバッテリー液が蒸発したのだろうということだった。確かに以前もレギュレータが故障したが、前回は低回転でエンジンが止まるという現象だったのでわからなかったのである。相棒のバイクは蒸発していくバッテリー液に我慢しながら、雪の山中を山の向こう側まで送り届けてくれたのだ。
ホンダのCBR系のレギュレータは故障が比較的多い機種らしく、よくある話だと教えてもらった。ここだけの話だということだったが、名前をさらさなければ大丈夫だろう。業者さんネタの提供ありがとうございます。
後になってよくよく考えてみると、間違って伊勢神宮さんに行ったこと、行くことも戻ることもできずに鳥取まで走ったことは逆に良かったのかもしれない。
伊勢神宮に行くことなく順調に道を進んでいったと仮定すると、おそらく道路情報などを確認することなくもっと雪深い米子自動車道に突き進んでいってしまったことだろう。雪の中で遭難などという訳のわからないブログ記事になってしまうところだった可能性は大いにある。
大阪を超えたところで時間に余裕があり、ホテルを探して泊まったとしたらあの状況であれば翌日確実にバイクは始動できず、大阪からの搬送費は保険の適用範囲を超えていたのではないかと疑われる。聞いたところによると保険の適用距離は直線距離でざっくりと算出されるらしく、鳥取からの直線距離であればなんとか実家である山口県まで修理の後で運んでもらえる距離だった。
不運と偶然と無軌道な性格から、金と体力のギリギリの着地点で折り合ったのはあの時、伊勢神宮さんにある豊川茜稲荷神社さんに立ち寄ったおかげなのだと思っている。
もう少しだけつづく。
Part. 2 はこちら
Part. 3 はこちら
Part. 4 はこちら
トラックに煽られて恐怖心に負けてトンネルで停車し、煙草を一本吸った俺は再びバイクのエンジンをかけて走り始めた。永遠に続くのではないかと言う雪のわだちの綱渡り運転である。
ほどなくして煌々と灯りの灯るエリアについた。智頭というところでここから先は鳥取道は夜間道路規制で迂回しろということなのだ。とりあえず高速道路っぽい道が終わったことに少しほっとしながら、鳥取道を降りると急な坂道を降り始めた。同時に雪が雨に変わった。
人間の順応力は非常に高い。雪が雨に変わっただけで温かく感じるのだから不思議である。ようやく山を超えられたのかと少しほっとしながら、時折民家のある道をひた走る。
暗い道で他の車が来たら先に行かせ、追尾する安心感。最悪の状況を脱したとは言え、ここで気を緩めるわけにはいかない。雨が降っていて雪程ではないにしてもスリップの危険性は常について回るのである。
そして鳥取南という標識を超え、ようやく鳥取に入った。ここで止まっても良かったが真夜中の鳥取でインターネットカフェがあるようにも思えない。何しろスターバックスが開店しただけで大騒ぎする山陰地区である。我慢して米子まで歩を進めてから一日休むとしよう。
そう思ってようやく2車線に増えた道に入り、信号という文明の利器に大自然の脅威から逃れたことを感謝しながら停車して発進しようとしたその時
アクセルを回してもバイクが進まなくなってしまった。エンジントラブルか?と考えて路肩に止めてエンジンを一旦切り、少し待ってからエンジンを始動してみるがバッテリーが切れた症状を示し、やがて雨足の強くなる真っ暗闇でライトも力尽きた。
道中気になっていた硫黄の匂いについて、ここで理解した。つまりバッテリーの中の塩酸が蒸発する匂いだったのである。しかしその状態でここまでよく走ったものである。故障してしまったことに対する無念さよりも、よくも山中で止まらずここまで我慢して俺を運んでくれたことに感謝した。
止まったところはモービルのガソリンスタンドだったが、夜間は閉めているらしく真っ暗だ。まずは暗闇の中で周りを見渡してみると目が暗闇に慣れてきて、周囲は事務所や倉庫などが立つエリアであるように見えた。そして、2・300メートル程離れたところに明るく光るガソリンスタンドらしきものが見えた。
出光石油・9号線鳥取トラックステーションSS様である。取り急ぎ店員さんに状況を伝え、携帯電話の充電をさせてほしいと伝えた。
店員さんは割と高齢に見える人で、とても良い方だった。店に備え付けなんだと思われるiPadで付近のバイクショップを検索してくれたりと色々と気を遣っていただいた。
ここでそれまでわからないまま走っていた時間が判明した。朝の3時半である。普通の人々が起きる時間までまだしばらくあるが、まずは保険会社に電話である。バイクに積んでいる保険の証書を見るが自賠責保険しか積んでおらず、名前だけの記憶でまずは東京海上日動さんに電話してみた。
電話の窓口の人は大変いい人で、住所や電話番号で検索したもののないので調べて折り返すと親切にも言ってくれた。
おかしいなと思って契約しているバイクの代理店をネットで調べたところ、相生ニッセイ同和損保だった。。。東京海上日動さん、真夜中に本当に申し訳ありませんでした。
相生ニッセイ同和損保さんでバイクの修理工場までの引き取りをしてくれる業者さんを手配してくれて、業者さんが来るまで待たせてもらうことになった。
業者さんが来て、保険会社の保険の適用範囲などについてひとしきり話し合った後、引き取りに来た業者さんのところで修理してもらって、保険の適用範囲内で修理後搬送というので運んでもらうことができるということになった。
業者さんに硫黄の匂いの話をしたところ、レギュレータの故障でバッテリーに過負荷がかかってバッテリー液が蒸発したのだろうということだった。確かに以前もレギュレータが故障したが、前回は低回転でエンジンが止まるという現象だったのでわからなかったのである。相棒のバイクは蒸発していくバッテリー液に我慢しながら、雪の山中を山の向こう側まで送り届けてくれたのだ。
ホンダのCBR系のレギュレータは故障が比較的多い機種らしく、よくある話だと教えてもらった。ここだけの話だということだったが、名前をさらさなければ大丈夫だろう。業者さんネタの提供ありがとうございます。
伊勢神宮に行くことなく順調に道を進んでいったと仮定すると、おそらく道路情報などを確認することなくもっと雪深い米子自動車道に突き進んでいってしまったことだろう。雪の中で遭難などという訳のわからないブログ記事になってしまうところだった可能性は大いにある。
大阪を超えたところで時間に余裕があり、ホテルを探して泊まったとしたらあの状況であれば翌日確実にバイクは始動できず、大阪からの搬送費は保険の適用範囲を超えていたのではないかと疑われる。聞いたところによると保険の適用距離は直線距離でざっくりと算出されるらしく、鳥取からの直線距離であればなんとか実家である山口県まで修理の後で運んでもらえる距離だった。
不運と偶然と無軌道な性格から、金と体力のギリギリの着地点で折り合ったのはあの時、伊勢神宮さんにある豊川茜稲荷神社さんに立ち寄ったおかげなのだと思っている。
もう少しだけつづく。
Labels:
プロジェクト「おれんち」
2017年12月10日日曜日
何もしないをやってみる Part. 4
Part. 1 はこちら
Part. 2 はこちら
Part. 3 はこちら
ノリで書き連ねていて小説的な感じになってきているが、このシリーズは紛れもない実話、体験談である。
戻るに戻れなくなった中国道から、当初予定だった米子自動車道を雪で断念し、比較的平坦な印象の、スノータイヤ規制とは書かれていなかった鳥取道という「道に自動車と書かれていない」ことが一抹の不安を感じさせる道に進路を変えて、目に入ってくる情報には細心の注意を払いながら進んだ。
前後に車の気配がない状態がしばらく続く。かつて車で九州地方を営業して回っていた頃、宮崎から熊本に抜ける山中で道が崩落しており、文字通り山の中を切り拓いて作られていたアスファルトでもない山道で味わった不安を思い出す。
そして予感は的中するのである・・・
まず、智頭~鳥取南間は夜間交通規制という看板。民家の灯りすらない山中でやたらとはっきり自己主張する明るい看板である。う回路があるとは書かれているものの、これはひょっとして夜間は道路凍結するからではないか?という不安に襲われる。
そして進むにつれてもっと悪い情報が目に飛び込んでくる。
「スノータイヤ規制」である。
サービスエリアで米子自動車道にははっきりと表示されていたにも関わらず、鳥取道には表示してくれないものなのかっ?!
しかも進み始めて表示されていてもどうやって戻っていいかもわからないではないか。かつての宮崎~熊本間の山中移動でも直前で崩落の情報が書かれていた。一体日本の地方の道路行政はどうなっているんだ?
しかし思い悩んでみても仕方がない。多少辛い状態であっても永遠に続くことはない。雨が降ってきたが所詮雨である。スノータイヤ規制だって多分、朝方に道路が凍結するぐらいの温度になるくらいの話だろう・・・しかし道路上にところどころに置かれている温度計は一体なんのためなんだろうか・・・?
ヘルメットのシールドを叩く雨に何か「ふわり」と当たってくる物体がある。進むにつれてその柔らかく撫でてくれるかのような印象の物体が、まるで雪女さんの美しい悪魔の微笑みであるかのような雪であることに気づかされるまでそう長くはかからなかった。
何故か? だって積もってるんだもん。。。
どおりでところどころに温度計が置いてあるわけである。そしてバイクを進めていくごとに気温は2度からマイナスへと変わっていく。もう先行きに不安しか感じなくなってくる。いや、超えれば終わるはずだ。終わってくれなきゃ やだっ (ノД`)・゜・。
なんとか器用にトラックが作ったであろう雪のわだちの上を走り、これすらなくなったら手詰まりだと考えていた。暗闇の中、温度計が指す温度が少しでも上がってくれないかと思いながら前後に車すらいない道を走る。
こういう時、前後に車がいないことは自分が人間社会で守られている領域を少し外れて大自然と対峙しているというとてつもない恐怖を感じさせる。
いや、今俺が着ている漁師仕様のカッパは親父の形見である。きっと親父がついていてくれる。。。
と、ワインディングしている道路でミラーに時折光が見えるような気がした。とうとう幻視まで見えるようになったかと速度を落とすとそこには3台のトラックがスピードを上げて追い上げてきた。
親父・・・ (ノД`)・゜・。
とりあえず徐行してトラックに先行してもらいスピードが速いため追いつけないものの新たに作られた雪上のわだちをひた走る。親父のことを考えた刹那、トラックが追い上げてきた瞬間には不覚にも涙ぐんでしまった。
と思っていたら次から次へと後続車が走ってきた。なんだ、意外と使われているのね鳥取道 (*´▽`*)
しかし前後に人がいるというのは山中の行軍で非常に心強いものがある。というか逆に、雪の上を走っている時に後ろから煽られるのはとんでもない恐怖心をも同時に煽ってくる。
これ以上雪の上を走るのは無理かもしれない・・・と、そう思いながら時折現れるトンネルで恐怖心に負け、生まれて初めてトンネル内にある非常駐車帯で停車した。途端に車の気配がなくなり、トンネルの薄明りの中一人になる。
トンネルというのは中に止まると異様な雰囲気の場所である。よく心霊番組などでも取り上げられているにも理由があるのを初めて体感させられた。しかしここで心霊が出てきたところで生命の危機にさらされている俺にとって雪上でトラックに煽られる恐怖に比べればどうということはない、なんならブログのネタにしてやる かかってこいっ( ゚Д゚) などと考えながら煙草を吸った。
煙草を吸いながら周りを改めて見まわしてみる。肩の位置に人が歩くことを想定しているのか歩道のようなコンクリートがある。すぐ近くには非常口と書かれたおなじみのドアを抜けていこうとするピクトさんがいる。
寒いのは寒いが風もなく、前後の雪道から考えると天国のような温かさである。丁度バックパックの中にはホワイトガソリンで動くコンロもある。一晩をここで明かそうかとも考えたが致命的な物品の欠落に気がついた。水を持っていないのである。
高速道路はところどころパーキングエリアなどがあるので水分補給には事欠かないと考えていた俺が甘かった。サバイバルの基本である水がなければ長時間を過ごすことは難しい。しかも少し煙草を吸って落ち着くとやはり心霊現象などを想像する恐怖に耐えながら一夜を明かすのは嫌だ。携帯電話はただの冷たいガラス板と化していて助けを呼ぶこともできない。仮に電話できたとして、バイクは故障はしていないので保険会社を呼ぶわけにもいかないのだ。保険会社に電話したらそれは単なる無謀なバイク旅の馬鹿なおっさんである。状況がこれ以上悪化したら絶望するしかないが、ここまで長く連れ添ってきた相棒のバイクが生きている以上、バッテリーはビンビンダゼっ♪と涙目で強がる他ない。
大丈夫、俺には親父がついている。先に進もう。。。
つづく。
Part. 2 はこちら
Part. 3 はこちら
ノリで書き連ねていて小説的な感じになってきているが、このシリーズは紛れもない実話、体験談である。
戻るに戻れなくなった中国道から、当初予定だった米子自動車道を雪で断念し、比較的平坦な印象の、スノータイヤ規制とは書かれていなかった鳥取道という「道に自動車と書かれていない」ことが一抹の不安を感じさせる道に進路を変えて、目に入ってくる情報には細心の注意を払いながら進んだ。
前後に車の気配がない状態がしばらく続く。かつて車で九州地方を営業して回っていた頃、宮崎から熊本に抜ける山中で道が崩落しており、文字通り山の中を切り拓いて作られていたアスファルトでもない山道で味わった不安を思い出す。
そして予感は的中するのである・・・
まず、智頭~鳥取南間は夜間交通規制という看板。民家の灯りすらない山中でやたらとはっきり自己主張する明るい看板である。う回路があるとは書かれているものの、これはひょっとして夜間は道路凍結するからではないか?という不安に襲われる。
そして進むにつれてもっと悪い情報が目に飛び込んでくる。
「スノータイヤ規制」である。
サービスエリアで米子自動車道にははっきりと表示されていたにも関わらず、鳥取道には表示してくれないものなのかっ?!
しかも進み始めて表示されていてもどうやって戻っていいかもわからないではないか。かつての宮崎~熊本間の山中移動でも直前で崩落の情報が書かれていた。一体日本の地方の道路行政はどうなっているんだ?
しかし思い悩んでみても仕方がない。多少辛い状態であっても永遠に続くことはない。雨が降ってきたが所詮雨である。スノータイヤ規制だって多分、朝方に道路が凍結するぐらいの温度になるくらいの話だろう・・・しかし道路上にところどころに置かれている温度計は一体なんのためなんだろうか・・・?
ヘルメットのシールドを叩く雨に何か「ふわり」と当たってくる物体がある。進むにつれてその柔らかく撫でてくれるかのような印象の物体が、まるで雪女さんの美しい悪魔の微笑みであるかのような雪であることに気づかされるまでそう長くはかからなかった。
何故か? だって積もってるんだもん。。。
どおりでところどころに温度計が置いてあるわけである。そしてバイクを進めていくごとに気温は2度からマイナスへと変わっていく。もう先行きに不安しか感じなくなってくる。いや、超えれば終わるはずだ。終わってくれなきゃ やだっ (ノД`)・゜・。
なんとか器用にトラックが作ったであろう雪のわだちの上を走り、これすらなくなったら手詰まりだと考えていた。暗闇の中、温度計が指す温度が少しでも上がってくれないかと思いながら前後に車すらいない道を走る。
こういう時、前後に車がいないことは自分が人間社会で守られている領域を少し外れて大自然と対峙しているというとてつもない恐怖を感じさせる。
いや、今俺が着ている漁師仕様のカッパは親父の形見である。きっと親父がついていてくれる。。。
と、ワインディングしている道路でミラーに時折光が見えるような気がした。とうとう幻視まで見えるようになったかと速度を落とすとそこには3台のトラックがスピードを上げて追い上げてきた。
親父・・・ (ノД`)・゜・。
とりあえず徐行してトラックに先行してもらいスピードが速いため追いつけないものの新たに作られた雪上のわだちをひた走る。親父のことを考えた刹那、トラックが追い上げてきた瞬間には不覚にも涙ぐんでしまった。
と思っていたら次から次へと後続車が走ってきた。なんだ、意外と使われているのね鳥取道 (*´▽`*)
しかし前後に人がいるというのは山中の行軍で非常に心強いものがある。というか逆に、雪の上を走っている時に後ろから煽られるのはとんでもない恐怖心をも同時に煽ってくる。
これ以上雪の上を走るのは無理かもしれない・・・と、そう思いながら時折現れるトンネルで恐怖心に負け、生まれて初めてトンネル内にある非常駐車帯で停車した。途端に車の気配がなくなり、トンネルの薄明りの中一人になる。
トンネルというのは中に止まると異様な雰囲気の場所である。よく心霊番組などでも取り上げられているにも理由があるのを初めて体感させられた。しかしここで心霊が出てきたところで生命の危機にさらされている俺にとって雪上でトラックに煽られる恐怖に比べればどうということはない、なんならブログのネタにしてやる かかってこいっ( ゚Д゚) などと考えながら煙草を吸った。
煙草を吸いながら周りを改めて見まわしてみる。肩の位置に人が歩くことを想定しているのか歩道のようなコンクリートがある。すぐ近くには非常口と書かれたおなじみのドアを抜けていこうとするピクトさんがいる。
寒いのは寒いが風もなく、前後の雪道から考えると天国のような温かさである。丁度バックパックの中にはホワイトガソリンで動くコンロもある。一晩をここで明かそうかとも考えたが致命的な物品の欠落に気がついた。水を持っていないのである。
高速道路はところどころパーキングエリアなどがあるので水分補給には事欠かないと考えていた俺が甘かった。サバイバルの基本である水がなければ長時間を過ごすことは難しい。しかも少し煙草を吸って落ち着くとやはり心霊現象などを想像する恐怖に耐えながら一夜を明かすのは嫌だ。携帯電話はただの冷たいガラス板と化していて助けを呼ぶこともできない。仮に電話できたとして、バイクは故障はしていないので保険会社を呼ぶわけにもいかないのだ。保険会社に電話したらそれは単なる無謀なバイク旅の馬鹿なおっさんである。状況がこれ以上悪化したら絶望するしかないが、ここまで長く連れ添ってきた相棒のバイクが生きている以上、バッテリーはビンビンダゼっ♪と涙目で強がる他ない。
大丈夫、俺には親父がついている。先に進もう。。。
つづく。
Labels:
プロジェクト「おれんち」
登録:
投稿 (Atom)